原子炉建屋にカバー設置へ 福島第一、9月末までに
2011年6月14日21時23分
東京電力は14日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋を覆うカバーの設置工事を27日から始めると発表し、模型を公開した。1号機は水素爆発によって屋根が抜け落ちており、大気中に放射性物質が飛び散るのを防ぐための対策。9月末までに完成させる。
カバーの大きさは縦47メートル、横42メートル、高さ54メートル。ポリエステル繊維に樹脂を塗ったパネルを鉄骨の骨組みにはめる構造だ。あくまで仮設のもので、数年後には建屋全体をコンクリートの建屋で覆うことにしている。カバーでどのくらい放射性物質が減らせるかは、これから評価するという。
作業員の被曝(ひばく)を減らす目的で作業現場に人が立ち入らずに作業するため、クレーンによる遠隔操作で組み立てる。
東大の中川準教授は、もう放射性物質は出ていないとか言っていたと思うのですが。(苦笑)
まあ、出てるでしょう。
しかし、メルトスルー(原子炉貫通)が発表された後に、いまだに冷温停止がおこなえるのでしょうか?
また、冷温停止をおこなう方法の前提も崩れてしまっています。
それなのに、メルトスルーを認める前に予定されたカバーは必要があるのでしょうか?
どのくらい放射性物質が減らせるのも分からないものに、これから3ヶ月も費やす時間もお金もあるのでしょうか?
終着駅の設定されていない夜行列車のようです。