東京・世田谷で高い放射線量、雨で運ばれ蓄積か
東京都世田谷区は12日、同区弦巻地区の住宅街の歩道で毎時2・71マイクロ・シーベルトの放射線量を検出したと発表した。
計画的避難区域に指定されている福島県飯舘村で12日に計測された2・05マイクロ・シーベルトより高く、区では、東京電力福島第一原発事故で放出された放射性物質が雨水で運ばれ蓄積された可能性があるとしている。
同区によると、今月6日に民家の木製の柵に隣接する歩道上の9か所で毎時0・09~2・71マイクロ・シーベルトを計測した。水で洗浄したが数値は下がらなかったという。
区内の定点観測地点での放射線量は毎時0・05~0・08マイクロ・シーベルト。区は「なるべく近寄らないでほしい」と呼びかけている。
(2011年10月12日21時33分 読売新聞)
放射線量:再測定で3マイクロシーベルト超に 世田谷区道
東京都世田谷区弦巻の区道から最大で毎時約2.7マイクロシーベルトと周辺より高い放射線量が検出された問題を受け、区は13日、専門業者による測定を実施、高さ1メートル地点で毎時3.35マイクロシーベルトが検出された。
区は、問題の区道に接する民家の板塀を覆っている樹木の葉を採取。放射性物質の付着を調べ、核種を分析する。今後、除染などの対策を急ぐ。
今回の線量は「毎日8時間を屋外、残りを木造家屋内で過ごした」との仮定で年間被ばく線量に換算すると約17ミリシーベルトとなるが、国が避難を促す目安としている20ミリシーベルトよりは低い。
現場は住宅街にある区道の歩道部分で、近くの区立松丘小学校の通学路。区は念のため、現場をコーンで囲う措置を取っている。
区は4日と6日に約2.5メートル間隔で9地点を調べた。区職員が1カ所につき地上から高さ5センチ、50センチ、1メートルの部分で5回ずつ測り、平均値を算出。最大値は板塀付近の高さ1メートル部分で毎時2.707マイクロシーベルト、最低値は別の部分の0.088マイクロシーベルトだった。
13日は板塀沿いに2メートル間隔で6地点を測定。高さ1メートルの部分で毎時0.15~3.25マイクロシーベルトを検出した。最も高かった場所を再度調べると、地表付近で1.34マイクロシーベルト、高さ1メートルで3.35マイクロシーベルトだった。
毎日新聞 2011年10月13日 11時26分(最終更新 10月13日 12時44分)
さて、ナゾの多い「世田谷のビン」の記事ですが、結構盛りだくさんで困っています。
とりあえず、まずは一報をまとめてみました。
いくつかに分けてみましょう。
当初は4マイクロシーベルト代まであったのが、除染をして下がったという記事もあったと思うのですが、消えてしまいました。(汗)
初期の記事は緊迫感がありますね。
一つ突っ込みを入れましょう。
>国が避難を促す目安としている20ミリシーベルトよりは低い
これは福島の話。
日本全国に適用される話ではありません。
東京は年間1mSvです。