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黒主山には見送りが飾られていました。山鉾の後ろ側に当たるわけですが、4面それぞれに見所があるのが山鉾の面白さです。夕暮れになって、山の上に飾られた桜の映える時間帯になっています。
山鉾のいくつかには、このように前後に木が置いてあります。 これが何に使われていたものかは分かりません。(奥が深いですね)1枚目を見ると、天保の頃にはただの観音山と呼ばれていたことなどが分かります。天保ですよ天保。天保の改革の水野忠邦の頃のものと思うと、テンションが上がります。反対側には昭和62年のもの。この頃はすでに南北と会ったのだと思います。
夕暮れの駒形提灯が映える時間帯なので、すべての山鉾はまわり終えたのですがフラフラしています。山鉾によって、宵山の時に雨よけのビニールを被せるのかは判断が任されているようですが、やっぱり無粋なビニールは無いに越したことはないですね。人出の多いところなどは、このように思い切って外して楽しんでもらおうとしてくれています。一段と美しいです。
放下鉾の会所です。歴史的にも貴重な建物のようで、古い立て看板が立っていますが、汚れて墨が見えにくくなっていました。この裏に土蔵があって、会所と土蔵と鉾が連動するようなことになるらしいです。
若菜屋を出て、新町通を覗いてみると、大船鉾に入るところには警官が立ち並んでいて大混雑になっています。 ここは一方通行にした方が良いように思います。怖くてとても近寄る気にはなりません。(笑)
若菜屋に立ち寄って、青海波を買ったことを伝えたら、お茶を頂きました。お茶菓子も、僅かですが♪あとで食べた青海波ですが、山椒の効いた和菓子で今までに食べたことのない味でした。ただお茶を飲むわけにもいかないので、お腹はパンパンですがお団子を1本買ってしまう小心者。
郭巨山の会所は、普段はこのような感じになっています。前の貼り紙などが無いと、普段は気が付かないだろうと思います。しかし、山鉾の周辺には、建てるときに楽なような工夫がたくさん埋め込まれています。
祇園祭のときしか立ち寄らないやよい軒です。(笑)原発事故以来、ほとんど外食をしなくなりましたので、本当に定期的に食べるところは限られています。かといって、やよい軒が信用できるというわけではありません。みそ汁はワカメと油揚げですし。もはや何が正解かも見えない国となりましたが、疲労と空腹での悩みながらの食事です。
前祭の山伏山の会所前で粽を売っていました。 先祭の鯉山もそうですし、後祭の布袋山や山伏山もそうですが、頑張れるのなら小さいながらも店開きをした方が祭も賑わって良いのではないでしょうか。今年から2つに分かれた祇園祭ですが、なんとなくのスケールダウン感を感じさせない方法を示しているように思います。数が少ないと、回るのは楽ですけどね。今年も全山鉾制覇しました。
スタンプラリーのラストは鯉山です。 達成記念に後祭10基のマークが彩られた手ぬぐいを頂きました。買うと500円するようです♪もちろん、会所の中に入って鯉さんともご対面。いつもよりゆっくり見ることが出来たので気が付いたのですが、鯉の前に滝に見立てた綿があるんですね。こういう一つ一つの発見が、祇園祭の楽しみです。
例年、撮影は控えていますが、今年はなんとなく写せました。 真ん中が役小角、左が一言主神、右が葛城神です。それぞれに個性がありますが、おそらくいわくがあるのでしょう。今年も役行者の腰かけ石に腰の痛みをたっぷりと取ってもらいました。
役行者山は早くも見送りが飾られています。 無粋なビニールも被せられていないのが嬉しいです。スタンプラリーのせいで、こんな大行列になっていますが、会所の方はあまり混んでいませんでした。
駒形提灯に明かりが灯り始めました。山の横に椅子が置いてあって、目の前のドラッグストアで冷たい飲み物を買ってひと休み。会所の中では、小さな女の子たちがグッズを売っていました。御神体の瀬織津姫(せおりつひめ)は、山鉾内一番の美女とのことですが、能面をつけていてそのお顔を拝見することはできません。スタンプラリーはちょっと遠くのNTTビルの前なのがちょっと大変でしたが、お陰で良い発見も出来ました。
気が付かないものですね。布袋山の隣のビルの敷地が南蛮寺跡なのだそうです。珊太満利亜(サンタマリア)上人という名前が凄いですね。暴走族も顔負け。(笑)
浄妙山はまだ御神体の飾りつけが終わっていません。 ここの山はスタンプを会所の人が押してくれるのでたいへんスピーディー。山鉾の中では比較的地味めの山なので、もう少しゆっくり見てもらえば良いのにとも思います。
今年は欲しいものが少ないなどと愚痴を言いつつも妻が引き寄せられるくろちくバーゲン。 涼めて良いんですけどね。結局は何も買いませんでした。
スタンプラリーにペースを崩されたので、予定を変えて八幡山に先に来ました。会所も通常営業となりました。 この山は、黄金の祠が美しく見ごたえがあります。買い揃えている鳩の土鈴も確実に増えてきています。
桜の映える黒主山。 山鉾は、晴れても雨でも、昼間でも夜でも、夕暮れでも、その時々のタイミングに美しさがあると思っています。ただ、黒主山に限って言えば夜の山だなぁと感じます。夜桜の方が好きですから。御神体の大伴黒主の衣装は2つあって、着ているものが夏服で、横に飾られているのが冬服なのだそうです。
橋弁慶山はまだ飾りつけが終わっていませんでした。 こうやって、提灯をぶら下げているのを見るのも、むしろ嬉しい♪会所の方は概ね終わっているようですが、同じく配線が終わっていないようでてんやわんやしています。みなさん、スタンプラリーに夢中になっていますが、見事な漆塗りの五条大橋も見てもらいたいものです。
布袋山の御神体は出ていません。なぜか、ここの前ではなく、西へ50mのお店の前でで粽などを売っていました。去年売っていた人形はもう作らないのですかね。
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