人も絶えてきたので、私たちも帰ります。駒形提灯が無い方が、飾りははっきり見えて良いですね。つい少し前までは、暴れ観音をやっていて、提灯の明りが煌々としていたのですが、直ぐに下ろされたようです。
今年の祭りの主役ともいうべき大船鉾。さすがにかなり人出は少ないですが、それでもまだまだ人は集まってきています。いつの間にか舵もつけられているのですが、ビニールのカバーが付いているので今一つ。明日の巡行の無事を祈らずにはいられません。
新町通を真っ直ぐ下れば大船鉾ですが、南観音山周辺は混雑しているので室町通を迂回。鯉山は提灯も下ろされて明日の巡行の準備を待つばかりとなっています。屋台が無いので、例年よりも暗く感じます。
この布に包まれているのが、南観音山の御神体である楊柳観音さまです。宵山23時30分少し前くらいに、この奇妙な神事が行われます。なんのことはないのですが、なんとなく見に来てしまいます。祇園祭はあまり動きのないお祭りですが、神幸祭と暴れ観音はかなり激しい動きとなります。
妻はバーゲンに夢中で暇なので、少しだけ近づいてみました。しかし、この人ごみで戻るのが大変そうなので、再びくろちく前に戻ります。結果として、今年の暴れ観音はくろちくの前で見ることになりました。
時間があるので大船鉾まで行こうと思ったら、思わぬ伏兵に会いました。(笑)人間の性とは困ったもので、安く買っても買った後に値段が変わっていないか気になるらしい。(笑)さらに困ったことに、安くなると吸い寄せられるらしい。夢中になって200円の商品を3点買おうとしているので、「要らない商品を3点買って500円払うより、必要なものを2点買って400円払った方が安い」と言ったら、憑き物が落ちたようです。値段が下がって、買ってあげたいものが買えてので良かったです。
闇夜にドドンと浮かび上がる北観音山。構造的には鉾とほとんど変わらないと思うのですが、屋根の上の真木が松なので山なのです。平日の後祭で屋台も出ていないためか、人通りには余裕があります。このような祇園祭も有りかなぁと感じつつもあります。
北観音山の手前で止められました。太鼓を並べた台車を先頭に、祇園囃子を奏でながらグルグルと回っています。それぞれの山鉾によって調べが違うそうですが、まだそこまでの知識はありません。山鉾が巡行する際の、鉾の向き(位置)などによって、調べは変わるそうです。
仕事を終わらせて、大急ぎで宵山の最後を飾る暴れ観音を見に来ました。駐車場に車をほうり込んで、新町通を南に向かいます。最初に遭遇する八幡山は、早くも提灯の電気を落とし、片づけています。提灯の入れ物は、下の写真のようなブリキの缶で、うまい具合にそこに落とし込んでいけば片づけ完了。昔の町衆の合理的な思考が感じられて面白いです。
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