ゲレモバな日々

祇園祭前祭宵々山 太子山②

太子山はかなり遠い位置になるので、観光客もほとんどいません。
しかし、懸装品がついているのは、なんとなく嬉しいですね。
ここはまだ提灯の灯りも消さないようです。
これにて今日は終了です。

祇園祭前祭宵々山 油天神山②

油天神山は提灯まで外すようです。
ついさっきまで子供たちが童歌を歌っていたのですが、あっという間にこの状態です。
まあ明日も早いので、きりがないですからね。

祇園祭前祭宵々山 芦刈山②

本格的に帰ります。(笑)
四条通りから五条通まで歩きますので、その間にいくつか引っ掛けていきます。
もう芦刈山は懸装品を外してあります。
ここらへんは、それぞれの山鉾によって対応が違い、そのままのところもあれば、ここのように外してしまうところもあります。

祇園祭前祭宵々山 四条傘鉾

四条傘鉾にも立ち寄りました。
帰ろう帰ろうとお互いに言い合っているのですが、ついつい目に付いたところに立ち寄ってしまいます。(笑)
傘鉾は２つありますが、四条傘鉾の中を覗くとこんな感じ。
綾傘鉾は雅な感じがしますが、四条傘鉾はちょっと無骨な感じです。

祇園祭前祭宵々山 郭巨山

まだ、会所の明かりがついていたので立ち寄りました。
去年は、ここの粽と鯉山の粽を買いました。
１年間のお礼を伝えます。
ここの粽は大きな小判が付いているのが人気です。
奥の方に御神体と釜を見ることができます。

若菜屋

ちょっと若菜屋さんにも立ち寄りました。
去年までは団子を焼いていたのですが、今年は見当たりません。
仕方なく、店内をブラブラ。
若菜屋の紋の入ったタンスを見つけました。
こういうのはお金が掛かっているんだろうなぁと思います。
結局、何も買わずに撤収。

祇園祭前祭宵々山 蟷螂山

そのまま横に抜けて西当院通りに出たので、南に歩いて車に戻ります。
ついでといってはなんですが、カマキリさんにもご挨拶。
なんたって山一番ですから。
ありがたい気をいっぱい頂きたいです。

永楽屋

ちょっとお使い物もあるので、永楽屋に立ち寄りました。
そうしたら、水あずきやぬれ氷室を取り置きしてくれるということなので、閉店ギリギリに到着になるけれどもお願いしました。
店はそろそろ閉店間際なので、丁寧な対応でした。
クーラーが気持ちいい♪

祇園祭前祭宵々山 給水スポット

こんな給水スポットは初めて見ました。
直に飲むことが出来る機械と、マイボトルを持っている方向けの機械と２種類置いてあります。
外国人観光客は喜ぶでしょうね。
空いているペットボトルがあればやってみたかったのですが、残念です。

祇園祭前祭宵々山 御手洗井

祇園祭の期間しか開かない御手洗井です。
前祭のときだけです。
空いているペットボトルが１本しか無いのが残念です。
少しカルシウムが多く感じる味です。
今年の祇園祭は涼しいので良かったですが、自然の水の冷たさが心地よいです。

祇園祭前祭宵々山 孟宗山

孟宗山到着です。
一度、孟宗山を落としたことがあるので、落とさないように心がけています。
ここは平山郁夫先生の胴懸「砂漠らくだ行」と竹内栖鳳先生の見送り「墨竹図」を見に来ているようなものです。
この対比がしびれるほど意味不明で美しい。
今回、写真を載せてはいませんが、筍に雪の輪の紋も日本的で面白いなぁと思います。

祇園祭前祭宵々山 函谷鉾

四条通りは今年も強烈な交通規制が行われています。
去年は、あいだを開けてショートカットさせてくれたのですが、今年はその感覚が広がっています。
目標は孟宗山なのですが、ともかくは西に向かってから戻ることになります。
写真はなんとかＵターンして東に向かう流れに乗れたところです。
近くに寄るのもたいへんなので、遠目からの１枚になります。

祇園祭前祭宵々山 鶏鉾

鶏鉾周辺は、いつもの通りの混雑です。
動けるだけマシです。
一時期のような身動きできないような混雑がなくなったのは、この周辺の整備が進んでいることと、屋台が減ったからのように思います。
それでも、夜になるとゆっくり鉾の写真を撮るほどの余裕はありません。
毎回、同じような写真になってしまいます。

田中長奈良漬店

毎度お馴染みの田中長奈良漬店です。
道路は大混雑をしているのですが、店内は暇そうでした。
その分、歓待されて奈良漬け食べ放題です。
奈良漬けというと、抵抗感のある人も多いと思います。
実際、いまでも私は奈良漬けは苦手なんですが、ここのだけは大丈夫。
味醂が入っているので、艶がある仕上がりで、甘みが強いです。
今年は夏らしく、辛子漬けを買いました。

祇園祭前祭宵々山 白楽天山

交通規制が入っているので、船鉾や白楽天山のあたりは自由に行き来することは出来ません。
四条烏丸の周辺はかなり混雑するエリアなので仕方ないといえば仕方ない。
ただ、交通規制までを含めてマップを頭に入れておかないと、いつまでも行きたいところに行き着かないということになってしまいます。
白楽天山は、混雑するエリアにあるのですが、その交通規制の煽りを食って、微妙に空いています。
場所の割には意外と昔の雰囲気の残っている山です。

祇園祭前祭宵々山 船鉾

前祭の船は船鉾です。
後祭の大船鉾が最近は目立っていますが、こうやって宵々山を歩いてみると鉾全体のバランスは船鉾の方が良いように思います。
大船鉾は、古さと新しさがアンバランスのように見えるのです。
そんな船鉾ですが、船尾部分の下水引「緋羅紗地鳳凰麒麟瑞雲文様刺繡」が１８５年ぶりに新調されています。
ここは落ち着いたときにきっちり鉾に登りたいと思っているままに、ズルズルときてしまっています。
鉾の上での写真もゆっくり写すこともできない時代になってきてしまったので、数年のうちには登ろうと思っています。

祇園祭前祭宵々山 伯牙山

琴割山の別名を持つ伯牙山で南西エリアは最後になります。
山にも琴が飾られることもあって、紋も琴持を使われています。
今年は、御神体人形の伯牙さんの袴を新調したそうです。
見送りの「緋羅紗地押絵唐人物文」の中に可愛らしいネコ科の何かを見つけてしまい、ちょっと釘付けです。(笑)
油天神山と比べると、提灯の灯りの白さも際立ちます。

祇園祭前祭宵々山 屏風祭り

芦刈山周辺は、大きな京町家という感じではないのですが、いくつかの家で屏風祭りをやっていました。
こういうことをやるためには、家の中に少しでも人を招き入れなければならないわけで、その周辺だけでも片付けなければならないことを考えると大変なことだろうと思います。
どこでも、生け花を添えていますが、自分でヤルにしても、プロにお願いするにしても、どちらも大変なことでしょう。
貴重なものを見させて頂いています。

祇園祭前祭宵々山 芦刈山

大きなカメラを抱えた方も、スマホのカメラで移そうとする人も、平気で御神体を写していきますが、私にはちょっと恐ろしい。
とくに何体かの御神体は恐ろしくてムリ。
芦刈山さんも、日によっては難しいなぁと思うので、今日は外しました。

３枚目の写真は「欧風景」という前懸です。
天保３年（１８３２年）のもの。
最近は４枚目の「凝視」にレギュラーの位置を奪われてしまっていますが、こういうものを飾ろうと考えた人たちはスゴいなぁと思います。
　
ところで、信長公より拝領された小袖ですが、どうも去年は案内板の配置を間違えていたように思います。
ビックリしましたが、１年ぶりに納得しました。

祇園祭前祭宵々山 油天神山

すっかりとあたりが暗くなってきてしまいました。
この移り変わっていく時間帯は「逢魔時」といいますが、京都では格別の時間帯のように感じてしまいます。
　
天神山は、山の周りに席が作られていて、ひと休みにもってこいです。
油天神山は、山の横の「梅鉢医院」という名前がいつも羨ましい。
天神様とご縁を結べるというのは幸せなことです。
道路に置かれている山の装飾は地味目ですが、会所に飾られている装飾は復元新調されていて色鮮やか。
山鉾巡行のときには、とても映える山です。