福島第1原発、非公表データが存在
2011.5.27 17:21
枝野幸男官房長官は27日午後の記者会見で、放射線量を計測するために東京電力福島第1原発周辺に設置されているモニタリングポストのデータの一部で、これまで非公表のものが存在したことを明らかにした。
また、事故対策統合本部の事務局長である細野豪志首相補佐官に対し、「直ちに内容を精査、整理して公表するように厳しく東電に指摘し、調査するようにと指示した」と述べた。
枝野氏は「こうしたことが繰り返されると国民から信用されない。原発事故と同じぐらい深刻だと受け止めている」と東電を批判した。
もうすっかり信用できませんが、これが政府と東電との出来レースじゃなかったとしたら、さすがに政府の人たちに少しだけ同情してしまう。
もっとも、ストロンチウム・プルトニウムなど他の核種の公表を行わないのは、東電の意志もあるのかもしれないけれど、政府の意志でもあるのでしょう。
国民は、そこの線引きが理解できないから、胡散臭く見える。