細野原発担当相、避難区域の縮小を検討
細野原発担当大臣は、福島第一原発事故で設定した避難区域の縮小を検討していることを明らかにしました。
「水素爆発がないという状況が確実に分かった場合には、戻ってもらえる人には戻ってもらうことができるのではないか」(細野豪志原発担当相)
東電の工程表では、来月17日以降を事故収束に向けたステップ1の目標達成時期に定めていますが、早ければこの時期をめどに縮小したい考えを示しました。(28日17:22)
家を失う気持ちは分かります。
それが、普通に住める状態なのに避難をしなければならない切なさというのは、進むのか、引くのか、悩む日々だと思います。
1日も早い帰宅が叶うことを願っています。
しかし、帰すなら「汚染マップ」を作るのが先。
同じように見える景色でも、もう、そこにあるのは3・11までの景色とは違うものです。
政府がきちんと危険を知らせ、立ち入り禁止区域を作り、住民を守る体制と理解の徹底をはからなければ、帰ることによって酷いことになるかもしれない。
それから、問題は水素爆発だけじゃないですよね。
使用済み燃料プールの問題も残っている。
大臣就任で、格好いいことを言いたい気持ちもあるでしょうし、目的を示すのも良いですが、その道筋も示してあげないと、かえって可哀想です。