三浦半島断層群 地震確率が上昇 30年以内にM6.7程度11%
2011.7.12 09:35
政府の地震調査委員会は11日、東日本大震災の影響で神奈川県南東部の「三浦半島断層群」で地震の発生確率が高まった可能性があると発表した。確率が高まった可能性がある活断層は計4断層になった。
三浦半島断層群は最大でマグニチュード(M)6・7程度の地震が予想され、30年以内に地震が起きる確率は最大11%と評価されており、大震災前から全国の主要活断層の中で確率が高いグループに属している。
大震災の影響で、東日本では東へ引っ張られる地殻変動が続いている。全国の主要活断層を対象にこの影響を評価した結果、地震が起きやすくなるように働く力が、三浦半島断層群で一定値(大気圧の約半分)を超えることが分かった。
同調査委は先月、立川断層帯(東京都、埼玉県)、双葉断層(宮城、福島両県)、牛伏寺(ごふくじ)断層(長野県)で地震発生確率が高まった可能性があると発表。今回はその後の1カ月間の影響も加味して再計算した。
一方、同調査委は長野県松本市で6月30日に起きた震度5強の地震について、牛伏寺断層とは別の断層が動いたとの見解を示した。
経済への悪影響が考えられるので公表は慎重にしなければならないとしていた時代と比べて、ずいぶんと変わったものです。
それほど、今回の地震の影響は大きかったと言えるでしょう。
前にも少し書きましたが、神奈川県は川崎と久里浜にかなり厚い放射線測定網が敷かれています。
原子力発電の研究炉と、処理施設があるからです。
グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンという会社です。
取り囲むように放射線を測定しているくらいですから、危険が全くないという会社ではありません。
なんでこんなところに…、という気分。