福島で「まいう~!」 首相視察三昧
2011.10.18 21:18
野田佳彦首相は18日、就任後2回目の福島県視察を行った。首相は報道陣が要求する「ぶら下がり取材」を拒みながら、都合よく宣伝しやすい“視察パフォーマンス”を繰り返す。この日も記者団の質問を3問だけ受け、一方的に原発事故対策を宣伝した。
「まいう~!」
首相は18日、大玉村の仮設住宅で、福島県産の米のおにぎりをほおばり、首相と似た体形のタレントのギャグを連発。首相官邸で福島県産の米を使うことを約束した。福島市内の住宅の除染作業や郡山市の幼稚園も視察し、園児から「早く外で遊びたい」と花束のプレゼントも受けた。
首相は視察後、ぶら下がり取材を設定。記者団に東京電力福島第1原発の半径10キロ圏内に住民が帰還できるか尋ねられても「全力を尽くしたい」とかわすばかり。賠償請求支援の訪問チーム新設など自らのアピールに専念した。
ただ、視察三昧は空回りを起こし始めている。埼玉県の公務員宿舎朝霞住宅の建設凍結を決めた3日の現地視察は10分程度で終えたためパフォーマンスと評され、10日の群馬県の農業視察では大手農機メーカーのロゴの入った帽子姿でコンバインを運転し「特定の企業を宣伝になってしまった」(閣僚経験者)との指摘も。
民主党内からも「首相は政策よりパフォーマンスの人だ」(中堅)との声が出ており、首相周辺は「逆効果になりつつある。そろそろ視察は止めた方がいい」とぼやいている。
この人もダメだな。
「まいう~」とか、食のパフォーマンスとか、官邸では福島のコメを使うとか。
そんなことばかりで、原発事故の本質にはまったく切り込んでいくつもりがないようだ。
この原発事故に対して、先送りをするばかりなら、総理をやる資格がない。
この人に関しては、増税したかっただけだから、原発事故なんて眼中になかったのかもしれないが…。
国を救おうっている気概のある政治家はいないのだろうか?