4号機プール、一時燃料損壊の恐れ 6月時点の解析公表
2011年10月14日20時45分
経済産業省原子力安全・保安院は14日、東京電力福島第一原子力発電所4号機の燃料貯蔵プールが余震で壊れ、燃料の冷却ができなくなれば、2時間余りで放射性物質が漏れ始めるおそれがあったという6月末時点の解析結果を発表した。
東日本大震災が起きた当時、4号機の燃料プールには使用済み燃料1331体、新燃料204体が入っていた。事故で爆発が起き、4号機の建屋の壁が吹き飛んだ。東電はその後、プールの強度について、補強しなくても余震に耐えられると評価したが、念のために耐震工事に着手した。
一方、保安院は補強が完了する前に余震が起きてプールに亀裂が入ることを想定。燃料を冷やしているプールの水が漏出し、まったく冷やせなくなった場合を試算した。温度が900度に達し、燃料を覆う金属管が壊れて放射性物質が漏れ出すのが2.3時間後、2800度に達して燃料溶融が始まるのが7.7時間後だった。
やっぱりそうだったのか。
亀裂が入ることではなく、亀裂が広がるの間違えなんでしょうけどね。
公表があったということは、致命的な状況は脱したということなのでしょう。
しかし、4号機のプールがあまりよろしくない状況は変わっていないということなのでしょう。
少なくとも、7ヶ月経っても燃料棒を動かすことが出来ない状況であることには変わりがないようです。