朝粥は2種類。
一つは1000円の普通の朝粥で、もう一つはあわび付で一気に金額も3倍のもの。
もちろん、食べるのは普通の朝粥。
注文をすると、このような箱に収められて1人前が出てきます。
ちょっと贅沢な大きさのテーブルと思っていたのですが、こうして出てくると2人前でギリギリの大きさです。
ふたを取ると、ジャン♪♪♪
メインのお粥はイセヒカリ。
コシヒカリの突然変異種で、平成元年に伊勢神宮の新田より見つかったというありがたいお米です。
基本的にはお粥は嫌いなのですが、それだけで興味津々です。
食前酒はノンアルコールの梅酒。
お魚は鯵。
焼き方のタイミングも良く、身離れしやすく、脂が良く乗っています。
季節の小鉢は里芋。
外国産の練り合わせた里芋とは違って歯ごたえもしっかりしています。
付け合わせは、椎茸海苔、子持ちしぐれ、もずく酢等々。
デザートのミニぜんざいと香の物。
そして、左下のものがお粥用のタレで、あわびの煮汁から作られているそうです。
産地はどこ?とか、あわびには…、魚卵には…と頭をよぎっていましたが、途中から考えるのをやめました。
毒を食らわば皿まで。(笑)
これは美味かった。
しみじみと美味かった。
でも、この多くのものがこれから一段と呑気に食えるものではなくなっていく食材とかんがえると複雑です。