まずは南円堂。
こちらのメインは康慶により作られた不空羂索観音菩薩坐像さま。
慶派と呼ばれる仏師は、この康慶と子の運慶と弟子の快慶の頃の作品が、現在はたくさんの国宝や重要文化財になっています。
もちろん、国宝。
国宝だからというわけではありませんが、ものすごい存在感があります。
光背も美しいですし、天井の日輪もただのデザインを越えたものを感じました。
南円堂の中には、その他にも四天王立像、法相六祖坐像も国宝ですので、中に入ると合計11体の国宝と出会うことが出来るわけです。
すべて1189年作。
このように国宝が一堂に会しているところは他にもありますが、すべて同じということは、作られた当時の目的がそのままここにあるということです。
ちなみに南円堂は重要文化財ですが、警備員も立っていないのに当たり前にここに置かれているのがすごいなぁと思います。
日本最大の八角堂は見応えがありました。