18日と21日の手術の説明に立ち会って欲しいというので、えっちらおっちらと琵琶湖畔から出てきて、気がつくと28日。
手術の説明が終われば、手術の準備の買い物とか言うし。
私も妻も、結局はよせばいいのに、付き合ってしまう。
付き合えば付き合うほど、元々は聡明だったはずの母のぶっ壊れ具合に気が遠くなりそうで、ダメだろうとはわかっていても、多少のことは我慢をして手伝ってあげようと思ってしまい、関東滞在が1週間も延びてしまった。
1つの些細なことに引っかかって、そこをグルグルしてしまい、身体が動かないって感じ。
感情の起伏も激しく、なぜそこで怒り出すのかが誰も理解できないし、落ち着いたところで話しをすると自分でも間違えていることに気がつくけれども、また似たようなことで怒り出す。
まあ、怒られている父の長年の報いでもあるわけですが、息子の目から見れば、それでも父なりに反省と努力をしているらしく、歩み寄りを見せているのに、母にはそう思えないらしい。
長年、教育の世界に身を投じてきての経験から、一番ダメなパターンです。
「勉強をやらない」「宿題をやらない」「ゲームばかりする」
だから「先生から言ってください!」
と、最終兵器であるかのように、お願いをしてくる。
基本的には、ダメな子が育っているのは、家庭がその環境を作ってきてしまったからそう育ってしまったわけで、子供を変えるためには、まず家族が変わらなければ何も変わらない。
さらに面倒なのは、そうやって丸投げしてくる家庭ほど、状況が変化してきて自分の意向と少し違ったことになると、全ての責任を押し付けてくる。
今の実家の状況は、まさにその状態…。
例えば、親父はタバコを吸う。
癌が発覚して間もない頃、「タバコをやめさせないと」というので、「離煙パイプ」というというのを使ってやめさせたらと提案をした。
それを理解して購入するのに1ヶ月。
検査だ何だということもあって強制的に吸えない時期があって、うやむやな状態が続いて、今に至るわけですが、もちろん術後は禁煙を医者に言い渡されます。
そうしたら、親父はそんなことを言っていないのに、母は「手術後は「離煙パイプ」を使ってタバコを吸うつもりだ」「お前が余計なことを言うから」と言って来る。
わけわからん。
母と弟は文句を言うばかりで動かないので、21日以降はいくつかの病院を回っていました。
家族に癌がいる場合、何をするべきか、何ができるのかは現場のプロに聞くのが一番と思ったからです。
可能性としては、開腹しても手術もできずに閉じる場合もあるわけで、その場合には「在宅医療」も必要になるし、後々には「終末ケア(緩和ケア)」も必要になってくるだろうと思う。(ここらへんの用語がいま一つ難しい)
手術後になって慌てて準備をしても遅すぎるので、せめてそれの入り口くらいは準備を済ませて帰ろうと。
まあ、準備をすれば次から次へとべつな問題が生じてくるので、結局はキリがない。
病院回りは、いろいろと勉強になりました。
死因が癌となる場合には、緩和ケアが必要になってくるわけですが、在宅医療を行っている病院の中にも麻薬の扱える病院と扱えない病院があるとか。
一族を見渡しても癌で亡くなった人が居ないので、まだまだ入り口を彷徨っているに過ぎませんが、学ばなければならないことは多いようです。
歯痒いのは、自分と妻なら出来るだろうことや立ち向かえるであろうことなのに、それを母と弟にやってもらわなければならないこと。
言われたことにすぐ動いてくれれば対応幅も広がるのに、やりたくないから動かないし、仕方なく動いたところで自分たちのかってなアレンジを加えてくるので目的は達成されないし。
で、うまくいかなければ私たちの責任だし。
今日は台風の目に入ったようなので、もう帰る!
すみません。
今回はグチです。
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