この2つのお社の、奥が大神大后神社(御向社)で、御祭神は大国主命の正后といわれる須勢理毘賣命。
因幡の白ウサギのときの八上姫は、出雲大社内にお社さえありません。
手前のお社は神魂伊能知比売神社(天前社)で、こちらは妻ではありません。
「かみむすびいのちひめのかみのやしろ」と読みます。
大国主命が八十神によって焼け死んだときに、遣わされた蚶貝比賣命(キサガイヒメ)・蛤貝比賣命(ウムギヒメ)がこちらにいらっしゃいます。
ちょっとこの2柱の神様は興味深いですね。
大国主命を生き返らせたという功績のある神様ではありますが、本殿瑞垣内にお社があるにもかかわらず、この神様を御祭神にした神社はかなり少ないのです。
出雲地方独特の神様といえるのかもしれません。
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