日も落ちて、薄暗くなってきました。
家でグズグズしていたことが惜しまれるほど、予報が外れた梅雨の晴れ間だったので、夕焼けから夕闇が訪れるまでの時間が美しいです。
前祭の山鉾のうち、南西エリアに置かれている5基の山は、他の山とは一線を画しています。
少し古い時代の祇園祭の風情が残っているんです。
派手さはないので訪れる人も限られていると思うのですが、しみじみとさせてくれる一帯です。
ちょうど子供たちが童歌を歌っているのですが、そのたどたどしさが可愛らしく、一節歌い終わるごとに周りの人たちが拍手をしているのが、ともかく優しさに溢れていてホッとしました。
本当は前から撮ろうとも思ったのですが、後ろにまわったところ、柵に掛けられた手拭いのおかげで一段とカラフルになり、自分の中ではかなり気に入った写真が撮れました♪
女の子たちの横にお母さんらしい人、後ろにはお爺さんらしい人が写っていますが、おそらく、この人たちも子どもの頃は同じようなことをしていたのではないかと思います。
このエリアでは、そんな代々受け継がれている町内の祭という雰囲気がまた温かい感じを与えてくれるのだとも思います。
懸装品の復元もかなり進んでいて、美しいお山です。
投稿情報: 23:21 カテゴリー: 19/07/15 祇園祭前祭宵々山 | 個別ページ | コメント (0)
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こうして、毎年山鉾を観察していると、新しいことにチャレンジを続けている山鉾がいくつかあることに気がつきます。
そういう意味では、岩戸山は攻めている山だと感じます。
いつもは北側から入ってくることもあって、この1枚目の写真のようなデザインは見落としてしまっているのかもしれませんが、少なくとも近年に始めたことだと思います。
たぶん、今年からだと思うんですけど、自信はありません。
山鉾の前後については、人の流れを良くするために前後に三角の島をつくっているところが目立ちます。
岩戸山は、北側の部分を舞台や物販に宛て、南側を山への搭乗口に使っているのですが、正直、階段があるために南側からの景色は美しくありません。
それに気がついて補う意味もあると思うのですが、これから徐々に採用する山鉾も増えるのではないかと思います。
1枚目の岩戸山の文字の右側に喫茶店があります。
この中には、見送りが2枚飾ってあって、「ヴェネチア」と「日月龍百人唐子遊文」が飾られていました。
他に「中東連花葉鳥文」綴錦も所有しているようですが、見た記憶がありません。
それぞれの山鉾ごとに、前懸、胴懸、後懸、見送り、水引や、各装飾品を一覧にした写真集なんぞは無いものですかねぇ。
御祭神は伊弉諾尊、天照大御神、手力男命です。
投稿情報: 22:54 カテゴリー: 19/07/15 祇園祭前祭宵々山 | 個別ページ | コメント (0)
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