これにて今日は終了です。上にあがると気温も高くて汗ばんできます。中門の菅公御歌も「彦星の行あひをまつ かささぎの 渡せる橋を われにかさなむ」が掲げられていました。ちょうど門前で行われていた猿回しも終わった瞬間でした。
御土居では「京の七夕」が行われていて入ることが出来ました。普段は閉じられていたり、有料だったりすることがあるので、フリーでは入れるのはあまりありません。御土居に降りると気温がかなり下がるのが驚きです。青もみじやもみじの頃と違い、御土居は短冊などが飾られています。三叉の紅葉が足場が組まれていて、ちょっと気になりました。上にあがりたくない…。
最近閉じられていることが多い東風です。菅原道真公絡みで東風とは、ゆかりの飛梅といわれる梅の木を差します。「東風(こち)吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」という和歌で有名で、ゆかりの梅の木は本殿の前にあります。しかし、こちらの東風は大欅(ケヤキ)。樹齢は400年を越えているそうです。関西に来て久しいので、いろいろと馴染みの木々も増えてきましたが、お気に入りの1本です。
新しい御朱印が出来ていました。「彦星の行あひをまつ かささぎの 渡せる橋を われにかさなむ」単純に訳すと、「彦星と織姫の出会いのときに天の川に掛かると言われているカササギの橋を、(都にいる妻と会うために)私にも貸して欲しい」という感じの歌です。しかし、その裏には「誰か宮中に戻る橋渡しをしてもらえないものだろうか」という意味が隠されているそうです。御手洗祭特別御朱印ということです。
川の上がり口に靴を履く場所もあるので、それで終わり。あとはゆっくり境内を楽しませて頂きます。見て分かる通りに、西廻廊の屋根の工事に入ったので覆われています。京の七夕の会場にもなっているので、境内は七夕飾りがいっぱい置いてあります。華やかな雰囲気です。授与所の横には梅干し。前はもっとあちこちで干していたのですが、いまはどこか別なところが干すところのメインとなっているのでしょう。年末に授与される大福梅の準備が進んでいます。
川の入口と出口には氷の柱が置いてありました。川に入って橋をくぐるのは下鴨神社と似ているのですが、こちらの水は温めです。無理矢理作った川ですから、水道水なのかもしれません。伝統行事っぽくしていますが、まだ歴史が浅いのです。以前はロウソクを持って本殿の前まで歩いて行ったのですが、さすがにそれは困難だと悟ったようで、川の上がり口に献灯所が設けられていました。もうちょっと水の冷たさが欲しいなぁ。
御手洗祭です。絵馬堂に設けられた受付で1人300円を払ったら、5色のロウソクの中から1色を選びます。絵馬堂内はシートが貼ってあるので、そこで靴を脱げば準備完了。今までのように通しでやるのではなく、2019年8月10日(土)~12日(月)、16日(金)~18日(日)の開催となっています。つまり今日は初日なのですが、かなり空いている感じでした。
足つけ神事に来ました。去年は値段が高くなっていてパスしたのですが、今年は1人300円ということで参加しました。京都はここ数年猛暑が続いているので、北野天満宮の境内はミストシャワーが常設されたようです。中門の前では猿回しが行われていたり、白拍子の舞をやっていたりと、ただ足つけ神事をやるだけではなく賑やかな祭りとなっています。
最近のコメント