GWに試したことをいくつか書いておきます。
まずは、ノットワックス固形(テフロンブレンド)について。
板を2組用意していったうち、5月1日(八方尾根)からノット固形を塗った板を投入しました。
チャオと違うのは、滑る前にノットワックス液体を塗ったこと。
お客も多かったので、雪の状態はザラメですが春にしてはきれいな方でしょう。
雪の汚れについては、スカイラインへの入口が少々気になった程度です。
整地・荒れ斜・コブによって滑走感は変わると思いますが、その日の八方は荒れ斜メインといって良いでしょう。
リフトは20本強乗りましたが、最後までワックス切れを感じることはありませんでした。
ノット固形+ノット液体の組み合わせは、説明書でも推奨している方法ですが、かなり有効だと思います。
ただ、①ノット液体+②ノット固形+③ノット液体とも書いてあるのですが、ここまではレジャースキーヤーには不要のように思います。
次に、ノット固形の生塗りについて。
2・3日の連戦時には主にTOKOの生塗りを利用しているのですが、ノット固形を生塗りで使うなら、TOKOの専用生塗りの方に軍配をあげたいです。
ノット固形は、もともとそういう用途ですし、今後はホットのみで使うでしょう。
生塗りワックスについては、滑走面への定着感にあわせて、ケバ対策を求めています。
まだワックスが残っているときにそれの補充という意味合いでは、固形という性質上柔らかい方が良いでしょう。
また、数日滑走してケバを何とかしたいと思うときには、硬い方が良いように思います。(メタルスクレーパーという方法はもう少し経ってから)
だからといって、2回も固形を塗ってブラシをかけるのは…。
そういう点で、1回で済むTOKO生塗りが好きなんですね。
残念ながら、そういう点からノット固形は柔らかすぎに感じました。
ただ、ベースバーンが起こりかけているときなどは、あの柔らかさは良いかも知れません。
昔は固形にこだわって、滑走面にドライヤーをあてたりしたのですが、だったらスプレーやペーストの方が楽で早くて効果があります。
3~5日目くらいの午後になると、毎日多少の手入れはしていても板に限界が出てきます。
あくまで自己満足な方法ですが、ベースバーンの場所に生塗りを薄く塗って、そこにホットの缶コーヒーの曲面の部分をあてて塗り塗り+ブラシ。
ちなみに、全面をやるためにはいっぱい買わなければならないので無理な方法です。(笑)
ビン下やトップなどにやる程度と考えて下さい。
そんなときのワックスにはちょうど良い柔らかさだと思います。
ところで「ケバ」についてですが、ご質問があったのでお答えします。
固形を生塗りしたところで、ケバはほとんど取れません。
寝るという表現が正しいでしょう。
固形生塗りによるケバ対策は、連戦中や普段スプレーワックスくらいしかやらない板に対しての限定した話とお考え下さい。
つまり、何もしないよりマシ程度。
でも、ほとんど手入れをしない人たちにしてみれば、固形生塗りをやってあげるだけで「滑って恐い~」というほど滑るようなのです。(そういう板にはもう10年以上も乗っていないので分からない感覚です。(汗))
ただ、荒れた板に生塗りしてワックスを見てみると、「これがケバかぁ}と思えるものが付着しているのも事実です。
これも自己満足の方法と思って下さい。
あまりにも滑走面が荒れた板には、最初にテールからトップに逆に生塗りをし、次に正しくトップからテールに生塗り。(ボードは分かりません)
ワックス面に汚れやケバがかなり付着すると思うので、爪や硬貨なので汚れを削りながら作業することをお勧めします。
塗りっぱなしはワックスがゴミを拾って滑走感を悪くしますので、必ずトップからテールにブラッシングしましょう。
ブラッシングについて、あるサービスマンの方が「仕上げ以外はトップからテールにこだわらなくて良い。」
と言っていたのの応用のつもりです。
次回は、ちょっとやってみたかったことについて書きます。