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ひと言で「ワックス」といっても数多くあるわけですが、私が一番使わないのがペーストです。
別に、ペーストが他のワックスに劣っていると思っているわけではないのです。
使っていた時期もありますし。
私の今のスタイルには合わないだけです。
基本的に、私はゲレンデに行ってしまったら何度も何度もワックスを塗るのは好きじゃないです。
今回のクラフティは、オリジナルに加えてすのぼちゃんが種類を増やしてくれたので、それはそれで面白がって塗り替えたりしていますが、将来的にはこんなことしないでしょう。(笑)
ですから、基本的にはアイロンを使ってのホットワックスです。
リムーバーは一切使いません。(今年はテストのために使っていますが)
ペーパーとクリーニングワックスや柔らかいベースワックスを使って汚れを取っています。
面倒くさいので「浸透」という言葉を使っていますが、私のイメージでは、滑走面には小さな穴と傷が無数にあって、その隙間にワックスを詰め込む行為がワックスをするということだと思っています。
学者さんが写真とか持ってきて「こうだ!」とか言われたら、すぐ反省しますが。(笑)
しかし、そうやってホットワックスで軟→硬とワックスを何度も何度も入れ続けると、滑走面は硬くなるように思います。
某ワックスメーカー推奨のように、軟10回→中10回→硬10回などというのは疑問があります。
ひょっとしたら効果があるのかもしれませんが、そこまでやる気もありません。
軟中硬→滑走→軟中硬→滑走→軟中硬と繰り返すだけですが、それによって滑走面は硬くなり、木や石を踏んでしまったときなどもダメージが違ってくるように感じています。
そうして作った滑走面は、2日くらいはたいてい何もせずに保ちます。
トップシーズンはそのまま、春になったら上塗りとしてnotというのが従来のスタイルです。
また、保たなかったときの予備や連戦中のアイテムとして、固形生塗りにこだわるわけです。
つきあいが長く、特徴も理解していますから、toko生塗りを一番信頼しています。
たいていの条件なら、自分にとっての平均よりやや上の滑走感が得られるので手放せません。
いまハマっているクラフティは、まだ特徴を理解できていないのと、オールマイティではないので、数ヶ月つき合ったくらいじゃ分かりませんね。
ここで、なぜペーストではなく固形生塗りなのか。
理由は簡単で「溶解剤(リムーバー)」が含まれているからです。
滑りに行くたびに、セッセセッセとペーパーを使って汚れを落としてまでしてリムーバーを使っていないのに、とくに連戦中にそれを使ってしまったらオジャンです。
連戦中は、滑走後に板の汚れが酷いようなら、軟らかいワックスを生塗りして馬毛のスピードブラシで落とせばあらかた落とせます。
また、滑走中に粘つく汚れでどうしようもないときには、①馬毛ブラシでブラッシング、②スプレーワックス、で対応しています。
ここでも、ペーストの出番はありません。
汚れが酷くリムーバーを使うことを決断したのなら、中途半端なものよりキッチリ落としてしまった方が良いと思うからです。
固形よりも染み込むことは分かるのですが、以上の理由よりペーストには興味を失ってしまったのです。
ペースト嫌いというより、リムーバー嫌いですね。