放送終了から2週間以上経ってしまいましたが「熱海の捜査官」にはまりまくってます。
いや~、見れば見るほどワケわかんない。
繰り返し見ていて分かることがあっても、さらに分からないところが出てきます。
新しくネタを見つけたり、暗示らしきものを見つけたり、パロディだったり…、そうすると、意味の無さそうなシーンやセリフ・演技さえもが意味ありげに見えてきて困る。(苦笑)
何から書けばいいのかも悩んでしまうのですが・・・。
全体のテーマとして、生と死が背景に存在しているようです。
例えば、永遠の森学園に飾られている、ポール・ゴーギャンが自殺未遂をおこす前に遺書代わりに書いた「D'où venons-nous ? Que sommes-nous ? Où allons-nous ? (われわれはどこから来たのか われわれは何者なのか われわれはどこへ行くのか)」が飾られていたりする。
また、登場人物の萌黄 泉(もえぎ いずみ)は、萌 黄泉やバス消失の犯人である平坂 歩、第5話に出てくるバス停「道反」などから、「黄泉比平坂物語」を暗示していることが想像できます。
イザナギノミコトが亡くなったイザナミノミコトを取り戻そうと、高天原から黄泉の国へ行くという物語です。
そんなことから、舞台の南熱海は、高天原と黄泉の国の間にある「中つ国」であり、登場人物たちは死者と生者が混在していることではないかとも想像できます。
よく見ると、時計の文字盤が逆回り(学校や空と海と虹の会の時計など)のところがあるのですが、ここらへんが分岐点のような気がします。
こんな感じで、かなり知識が必要な事柄も多く、ネットを検索してネタ探しをするのも楽しかったりします。
南熱海交通事故ゼロ記録24695日の看板やそれぞれの車のナンバーなど、みなさんよく見ているものだと感心してしまいます。
しかし、たくさんの人たちがいろんなところに注目して書いているのですが、コレのことについて書いているのが見あたらないんですよね。
カラス
考えすぎなのかなぁ~。
DVDが出たら買ってしまうかもしれない。
大河もこれくらい練り込んだ脚本でやって欲しいな。