クラフティワックスを使う際のベースについての検索が多いので、少し自分の考えを書いておきます。
今までたびたび書いてきたことですが、私はワックスを塗るから板が滑るとは考えていません。
ワックスの作用と滑走については、自分自身で一つの仮説を持っているのですが、今のところ証明しようがないので書かずにおきます。
塗らないよりは塗った方が滑りにプラスになることは事実だと思います。
そこらへんは、学者が分からないものなので、私ごときが分かるわけがありません。
しかし、ワックスを塗ることによって、絶対に良いことがあります。
毛羽立ちを押さえ、滑走面を均すことが期待できるのです。
ホットワックス>生塗りワックス>液体・スプレー・パウダーワックス
という感じでしょうか。
液体、スプレー、パウダーのワックスには、滑走面を物理的に均すことは期待できないので注意しましょう。
クラフティワックスは、新しかったり、チューンナップ済みの板など、滑走面が新鮮ならばベース無しでの生塗りで滑ると思います。(生塗りはどれもそうですが)
定着を良くするために、塗った後のコルク+馬毛ブラシは、とくにクラフティワックス固形についてはやった方がよいでしょう。
滑走記録を見てもらっても分かるとおり、ベースが抜けてしまっても、クラフティワックスだけで滑り続けています。
年10日くらいなら、まず大丈夫でしょう。
ベースのホットワックスについては、古い毛羽立った板なら塗った方がよいでしょう。
毛羽立ちを押さえることができますし、滑走感の妨げとなる板の汚れも落ちます。
また、板を大切にしたいならより塗った方が良いと思います。
ワックスの銘柄や質についてですが、テストでクラフティワックス固形を溶かして塗ってますが、これは無駄遣いです。(笑)
自分のお気に入りの安い純パラで充分だと思います。
他のワックスとの食い合わせは悪くないようです。
また、滑走感を長持ちさせたかったとしても、低フッ素含有か、ノットワックスを混ぜての自家製テフロンブレンドでレジャーなら足りるでしょう。
ツイッターで見ていると、各ゲレンデから雪の便りが届いて、ちょっと楽しいですね。