「相手の気持ち考えよう」風評被害を懸念、法務省が緊急メッセージ
2011.4.22 12:28
江田五月法相は22日の記者会見で、東京電力福島第1原発事故に伴う「福島県民」への差別などをやめるよう、法務省のホームページに「放射線被(ひ)曝(ばく)についての風評被害に関する緊急メッセージ」を掲載したことを明らかにした。
緊急メッセージは「相手の気持ちを考え、やさしさを忘れず、みんなでこの困難を乗り越えていきましょう」と強調。また、正しい知識を学んでもらうため、「独立行政法人放射線医学総合研究所」のホームページへもアクセスできるようにした。
原発事故では福島県の被災者がホテルで宿泊を拒否されたり、小学生が避難先でいじめられるなど風評被害が起きている。江田氏は会見で「根拠のない思い込みや偏見で差別的な行為をすることは人権侵害につながりかねない。今回の震災は復興に向けて国民一丸で取り組むべきだ」と呼びかけた。
江田法相は経歴も長いから少しはマシかと思っていましたが、所詮は民主党でしたね。
結局は国民の責任になすりつけて、上から「やめろ」と通達するだけですか。
政府のやっていることがグチャグチャだから、政府発表が信用できなくなっている。
だから、必要以上の放射能に対する怯えが生まれてしまい、被災地の人たちが煽りを食っているんじゃないですか?
福島第1原子力発電所1号機が爆発する前に、東京電力が第10条通告をしたときに住民避難を始めておくべきではなかったですか?
今になって情報が出てきましたが、SPEEDIで早い段階で拡散領域を掴んでいたようなのですから、無理に野菜を売らなければ良かったんです。
雨が降る前に、国民に水の汲み置きを指示しておけば良かったんです。
(うちは、1号機爆発の画面を見た瞬間から水の汲み置きは作りました)
そもそも、放射能に対しての正しい教育を、原子力発電政策には邪魔になるとやってこなかったツケ。
放射能が危険だと活動する人たちを村八分にしてきた結果でしょう。
正しい情報がないから怖くなる。
政府の情報が信用できないから怖くなる。
いまだに、外部被曝と内部被曝の差をワザと隠したり、ごちゃ混ぜにしている御用学者がテレビに出ていることさえ混乱をいまだに深めている。
個人的には、放射能を浴びるとかえって健康になるという学者さんは、テレビに出る前に、子供や孫を連れて浪江や飯舘で1年くらい過ごしてから言って欲しい。
自分の研究の成果を実証するいいチャンスじゃないですか。
もう、チャンネルは変わったんです。
あんな前世紀の遺物の御用学者は、物置にでも入れておけばいいんです。
国民は、政府の立ち位置が分からないから、学者の意見にも右往左往してしまう。
「危険」というと「危険を煽る」と言論を封じ込めようとするから、真実が見えなくなる。
むやみに「安全を煽る」から、危険という意見に魅力に見えてくる。
政府は、今からでも遅くないから、
①情報の公開 (測定値の公開)
②除染の徹底と公開と証明 (車や家具・衣類までの除染を見せるべき)
③避難・疎開の徹底 (汚染地での学校開校などが不安を広げている)
などとやるべきです。
福島の人を貶めたいわけでも、差別したいわけでもない。
みな、放射能が怖いから、政府に不安があるから、福島への風評被害になってしまうのです。
怖い心は、なかなか抑えられないでしょ。
だから、福島の風評被害というのは、政府の怠慢から起こったことと言い切れる。