海水注入めぐり、東電聴取へ~海江田経産相
< 2011年5月27日 14:01 >
福島第一原子力発電所1号機への海水注入をめぐって、「東京電力」が「注水は継続していた」と、それまでの発表を覆したことについて、海江田経産相は27日朝、東京電力から聴取する方針を示した。
「虚偽の報告がなされたのは事実なので、それがどうしてそういうことになったのか、しっかり聴取をしたい」-海江田経産相はこのように述べ、東京電力が「海水注入を東日本大震災の翌日に一時中断した」との発表を覆したことについて、今後、東京電力から事実関係を聴取する意向を示した。東京電力の処分については、「まだ処分というところではない」と述べるにとどまった。
政府の情報管理にも批判の声が上がる中、枝野官房長官は、統合対策室の報告と事実が異なっていたことは「大変遺憾だ」とした上で、「きちんと裏付けがとれていないから公表しないということでは、逆に情報を隠すことになる」と述べた。