すべての原発停止なら…年間3兆円以上の負担増
海江田経済産業相は7日の新成長戦略実現会議で、国内すべての原子力発電所が運転停止した場合、火力発電で代替すると液化天然ガス(LNG)や石油などの燃料費の負担増が年間3兆円以上になるとの試算を明らかにした。
燃料費の増加分は電気料金に転嫁される仕組みのため、それだけ国民の負担増につながることになる。
海江田経産相は7日の閣議後記者会見で「7月には電力の需要のピークを迎える。安全基準に適応した原発を再稼働して電力の供給に万全を期したい」と述べた。今回の試算もコスト面から原発の安定した運転の重要性を強調する狙いとみられる。
(2011年6月7日22時38分 読売新聞)
いま、こんなことを言っても脅しにしか見えないって。
むしろ、この状況になっても原子力発電を動かしたいという執念の方が驚く。
ドイツ・スイス・台湾などが原発の停止を決め、原発大国のフランスでさえ77%の人が反原発に傾いているというのに、当の日本は放射能漬けの飯を食わされながらも原発を続けようとしている。
東京という巨大な金の成る木は、急激に腐り、倒れようとしている。
菅内閣はなぜ叩かれるかというと、日本の国のデザインが見えないからだと私は思う。
原発をどうするのか?
津波被災者をどうするのか?
原発被災者をどうするのか?
放射能が撒き散らされたこの大地を理解した上で、日本の未来をどうするのか?
なにをしたいのが判らないまま、有耶無耶のままにこのようなことをするから信頼を失っていく。