行方不明者 依然8000人超
6月11日 4時31分
東日本大震災から3か月になりますが、行方不明者は依然として、およそ8000人に上っています。津波で遠くまで流された人が多いとみられ、捜索は難航しています。
警察庁によりますと、東日本大震災で警察に家族などから届け出があった行方不明者は宮城、岩手、福島などで合わせて8095人に上っています。3つの県では、全国からの応援部隊を含めて2000人以上の警察官が捜索を続けていますが、住宅のがれきの下などでの捜索はほぼ終わり、発見される遺体は少なくなってきているということです。行方不明者の多くは津波で流されたとみられますが、海上保安庁や海上自衛隊がこれまでの捜索活動で収容した遺体は合わせて660人にとどまっています。一方、遺体が見つかった場合も損傷が激しかったり、所持品などの手がかりが少なかったりするため、身元の確認作業が難しくなっています。これまでに死亡が確認された1万5405人のうち、およそ2000人については今も身元が分かっていません。警察は遺体のDNAを採取し、行方不明者の家族から提供を受けたDNAと照合することで身元の確認につなげようとしていますが、本人のDNAでないうえ、遺体の数が多いため、時間がかかっているということです。警察では、全国の施設を使って24時間態勢でDNA鑑定を急いでいます。
震災から3ヶ月をむかえ、行方不明者は死者にカウントが移行するそうです。
親類の被害は思ったよりも少なく、土葬されることもなく、葬儀も行えたことは良かったとは思います。
しかし、素直に喜べない自分がいる。
マスコミが伝えようとしない被災地の話を知れば知るほど、政府に腹立ちを覚えてしまう。
ともかく、現場のみなさん、ありがとうございます。
たくさんの人が、深く深く感謝をしていると思います。
本当にありがとうございます。