東電、8月末の供給力を下方修正 予備率わずか1・1%に
011.7.1 16:54
東京電力は1日、7、8月の電力需給見通しを発表した。5月13日時点では8月末時点の電力供給力を5620万キロワットと見込んでいたが、5560万キロワットに下方修正した。各地で定期検査中の原子炉の運転再開が難しくなっており、他の電力会社からの融通分を除外した。
夏の最大電力需要見通しである5500万キロワットは上回るものの、供給の余裕度を表す予備率は8月末は1・1%に落ち込む。適正水準の8~10%を大幅に下回り、電力需給は“綱渡り”が続くことになる。
一方、7月末の供給力は5680万キロワットと5月時点の5520万キロワットから上方修正した。東日本大震災で被災した火力発電所の復旧を前倒しすることで、供給力を確保する。ただ、8月には柏崎刈羽原発(新潟県)の2基の原子炉が相次いで点検に入るため、供給力は7月を下回る。
まあ、詳細は次の記事に。