松本復興相、岩手・宮城両知事にきわどい発言連発
2011年7月4日2時2分
松本龍復興担当相は3日、東日本大震災の被災地である岩手・宮城両県を訪ね、両県知事と会談した。前日の福島県に続く就任後初めての被災地訪問だが、被災者の感情を逆なでしかねない発言を連発した。週明けの国会で野党が追及する可能性もある。
最初に訪れた岩手県庁の玄関前では、衛藤征士郎・衆院副議長からもらったというサッカーボールを持ち出し、「キックオフだ」と達増拓也知事に蹴り込んだが、達増氏は取り損ねた。
会談では、仮設住宅の要望をしようとする達増知事の言葉を遮り、「本当は仮設はあなた方の仕事だ」と指摘。仮設住宅での孤独死対策などの国の施策を挙げ、「国は進んだことをやっている。(被災自治体は)そこに追いついてこないといけない。知恵を出したところは助けるが、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持って」と述べた。また、「九州の人間だから、東北の何市がどこの県とか分からない」と冗談めかして話した。
午後に訪問した宮城県庁では、応接室に後から入ってきた村井嘉浩知事に「お客さんが来る時は、自分が入ってから呼べ。しっかりやれよ」と語った。被災した漁港を集約するという県独自の計画に対しては「県でコンセンサスをとれよ。そうしないと、我々は何もしないぞ」などと厳しい口調で注文をつけた。
松本氏は防災相から引き続き震災対応に当たることもあって村井氏は面会後、記者団に「地元のことをよく分かっている方が大臣に就任して喜んでいます」と述べた。しかし、ある県幹部は「被災地に来て、あの言動はない」と憤っていた。
私は、村井宮城県知事についても若干問題があると思っています。
ニュースを見ましたが、松本復興大臣はパフォーマンスに過ぎるような気はしますが、この約4ヶ月間のやる気のないダラダラした状況と比べれば、元気があって少し期待をしたいと思います。
でも、出る釘は打たれるのでしょう。
確かに、傍若無人っぽい発言が偉そうに聞こえるのは否めませんが、仕事してなんぼ。
宮城に関しては、県でまとめろと言うのはもっともな話です。
村井知事のやろうとしていることは、大量の流血を伴う話ですので、血を流しきったところで金を出す話を持ってこいと私は聞こえました。
先日、二宮金次郎のことを書きましたが、港を絞るのは仕方ないと感じています。
ただし、選ばれた港は良いでしょうが、選ばれなかった港はしばらく地獄です。
それをまとめるのは、宮城県でやる話です。
いろいろと問題のある大臣に見えますが、やる気は信じたい。
前に進んでもらいたい。