汚染わらを食べた牛、14道県で2570頭出荷
放射性セシウムで汚染された稲わらを食べた牛の肉が汚染されていた問題で、朝日新聞社の23日現在のまとめでは、汚染されたわらが見つかった農家から出荷された牛は、14道県の約2570頭に上っている。内訳は、宮城県1183頭▽福島県554頭▽群馬県368頭▽静岡県138頭▽山形県94頭――などとなっている。
これらの肉は沖縄県を除く46都道府県に流通している。これまでの検査で、36頭の肉から、国の肉の基準値(1キロあたり500ベクレル)を超えるセシウムが検出された。
宮城県が23日に発表した内容によると、同県では畜産農家計53戸のわらから、国のわらの基準値(1キロあたり300ベクレル)を超えるセシウムを検出。3月11日以降、このうち43戸から865頭が出荷されていた。
さらに、わらを使い切るなどして検査ができなかった15戸のわらも同じように汚染されているとみなし、この15戸から出荷された318頭も含めた計1183頭の流通経路の特定を進めるという。
わらから検出されたセシウムは最大で約3万4千ベクレルで、乾燥前の水を含んだ状態に換算すると基準値の26倍だった。牛の出荷先は県内のほか、東京、山形、新潟、千葉の4都県にわたっていた。
山形県でも23日、県内の畜産農家3戸が使っていた宮城県産のわらから基準値を超えるセシウムが検出され、そのうちの1戸から23頭が出荷されたことが新たにわかった。同県からの出荷総数は94頭になった。
2011年7月24日10時30分
この件について騒ぐことは悪いことではないと思いますが、ピントがずれてないか?
暫定基準値を超えたのは36頭。
私は、暫定基準値の数値については緩すぎると否定しています。
しかし、普段は山手基準値を超えたものについて過小に報道しようとしているように感じるのに、今回に限っては過大に報道されていて不気味です。
幾人かのジャーナリストが指摘をしていますが、ワラで騒ぐことによって、何かを隠そうとしていないか?
本丸は、「水」?「野菜」?「畑」?「他の家畜」?
それとも、これ全部?
セシウム汚染牛報道には、国民をミスリードしようとしているように思います。