セシウム汚染地図公表、一部県北・県南やや高め
2011年8月30日(火)
航空機モニタリングは、県と文科省が合同で7月26日から8月2日まで実施。県の防災ヘリコプター「つくば」に米国エネルギー省が所有する高感度の放射線検出器を載せ、地上1メートルの放射線量と地表の放射性セシウムの蓄積状況を調べた。
マップによると、セシウム134と同137の濃度の合計が県内で最も高い「同10万〜6万ベクレル」だったのは、2市のほか、高萩市、大子町、守谷市、牛久市、阿見町などの一部。「同6万〜3万ベクレル」は県南全域や県北東部、鉾田市などだった。
県央、鹿行地域はやや低く、県北西部と県西地域が最も低かった。地上1メートルの空間線量も地表面の濃度分布とほぼ同傾向だった。
一方、農地のセシウム濃度調査は3月末から8月初めにかけて本県と福島、宮城、栃木、群馬、千葉の6県で約580地点の田んぼと畑を対象に実施。最大値は福島県浪江町で1キロ当たり2万8041ベクレル。
県内で最も高かったのは利根町の同632ベクレルで、かすみがうら、龍ケ崎、阿見、鹿嶋、守谷で同500ベクレルを超えた。
県内濃度マップは県や文科省の、農地の濃度分布図は農水省の各ホームページで公開されている。
ずいぶんと発表に時間がかかった茨城県の汚染マップ。
あまりにも福島県の汚染マップを綺麗に作ってしまったために、その色を使って茨城を表すと、予想通り県南の汚染が隠せません。
たぶん、官僚さんたちが頭をひねって、被害を過小評価させることが出来るように見せる工夫をした地図だと思います。(毒)
原発事故以降、すっかりひねくれてしまったのでスミマセン。
しかし、この地図を見る限り、本丸ともいえる柏や三郷まで、きっちりとやらなければおさまらないでしょう。
引き続きの調査と、公正で迅速な公開をお願いしたいです。
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