独シーメンスが原子力事業から撤退
2011.9.18 22:23
【ロンドン=木村正人】ドイツ電機大手シーメンスのレッシャー最高経営責任者(CEO)は18日、独誌シュピーゲル(電子版)で原子力エネルギー事業から撤退する考えを明らかにした。東日本大震災による福島第1原子力発電所事故以降、世界の主要メーカーで完全撤退を表明したのは同社が初めて。
レッシャー氏は、メルケル独首相が2022年までにドイツ国内の原発17基すべてを廃止すると決めたのを受け、「わが社にとってこの章(原子力)は閉じられた。今後は蒸気タービンなどガス・石炭火力発電でも利用できる分野だけを継続する」と述べた。
シーメンスはロシア国営原子力企業ロスアトムと共同で原子力事業を計画していたが、これからも撤退するという。
さて、チキンレースが始まりました。
日本は、日立・東芝・三菱が原発事業に関わっているのですが、こうなってくるとおお過ぎ。
発展途上国での原発事業に活路を見出すようですが、最後まで残るところがババを引く可能性が高そうです。