福島市内で高セシウム=3カ月前より濃度上昇地点も-NGO
東京電力福島第1原発事故の影響を調べているNGO「FoE Japan」などが5日、東京都千代田区永田町の参院議員会館で会見し、福島市内で高濃度のセシウムに汚染された地域があることを明らかにした。
NGOによると、調査は9月14日に実施。神戸大大学院の山内知也教授(放射線工学)に依頼し、福島市小倉寺と渡利の計5カ所で土壌のサンプル調査を行った。
この結果、最も濃度が高かった地点では1キロ当たりセシウム134と137が計30万ベクレルを超えた。3カ月前と比較して濃度が5倍以上になっている場所や、学童保育が行われている建物の近くで15万ベクレルを超えていたケースもあった。
山内教授らの調査では既に、これらの地域では放射線量が高い「ホットスポット」があることが分かっている。同教授は「時間がたってセシウムの濃縮が進み、汚染が進行している地域もある」と指摘。「泥を除いたり、水で洗い流したりするだけでは線量が下がらない場所もある。子どもと妊婦を避難させた上で、アスファルトやコンクリートの除去なども考える必要がある」と訴えた。(2011/10/05-12:38)
当たり前の話で、毎日1時間に2億ベクレル。
1日に50億ベクレル近く放出されているのですから、風向き次第で四方八方を汚染し続けていることは分かりきったことです。
先日も、宇都宮だけになぜか大気中のセシウムの数値が高くなったということがありました。
また、横浜の測定などでも、なんどか3月レベルの高い数値を検出しています。
つまりは、いまだにフレッシュな放射能が、人間に、食料に降り注いでいる可能性が高いということです。
そして、除染をしても、その上から次々と降り注いでいるという意味でもあります。