除染、福島隣県も対象の可能性 1ミリ以上 費用課題
2011年10月2日22時49分
細野豪志原発相兼環境相が、年間追加被曝(ひばく)線量5ミリシーベルト以上の地域に加え、1ミリ以上5ミリシーベルト未満の地域も国の責任で除染する方針を明言したことで、対象地は大きく広がる見通しだ。細野氏は福島県の佐藤雄平知事に財政支援を約束。国の費用負担はさらに膨らむことになる。
政府はこれまで、除染や放射性廃棄物の処理費用について、今年度第2次補正予算の予備費から支出する除染費用2200億円と第3次補正予算案、来年度予算案などで計1兆1400億円と見積もっていた。
除染対象地を1ミリシーベルト以上に広げれば、福島市や郡山市など県中部の主要都市だけでなく、群馬や栃木など隣県まで広がる可能性もある。費用が大幅に増えるのは確実だが、「範囲が広すぎて対象地域を確定できていない」(環境省幹部)ため、具体的な増加額は未知数だ。
細野氏は記者団に「福島の皆さんを見捨てるようであれば、日本はもう先進国と言えない」と語り、国の責任で除染することを強調。福島県外でも同様の基準を適用するかについては言及しなかった。
〔asahi〕
面倒くさいから、数多くは拾わないけど、
5ミリシーベルト未満でも対応 〔NHK〕
除染の財政措置「国が責任」 低線量地域も対象と環境相 〔共同〕
ほぼ同じニュースとは思えません。
このニュースのキモは、
>除染対象地を1ミリシーベルト以上に広げれば、(略)、群馬や栃木など隣県まで広がる可能性もある
前に横浜市教育委員会のところでも触れましたが、この国はいつから1mSv/年を超えても良くなったんだ?
たぶん見落としていないと思うんだけど。
ここらへんの基準を忘れないようにして、政府にキッチリ求めていかないと、汚染基準なんてガンガン引き上げられてしまう。
住民感情が落ち着くまでの時間稼ぎの除染なんかにお金を掛けているのなら、子供の疎開や食料品の放射線測定器の導入など、使うべきところは他にあるだろうと思う。
それと、もう一つ思うのが、民主党の議員は、思いつきでその場しのぎの約束をしすぎないか?
とりあえず口に出しておけば、あとは官僚たちが何とかすると思ってないか?
そこらへんが杜撰すぎてイヤ。