食品放射線基準見直し 子に配慮、より厳しく 首相意向
2011年9月29日11時33分
野田佳彦首相は29日の参院予算委員会で、東京電力福島第一原発事故への対応について「国民の健康、特に食べ物の安全の確保を最優先にする。とりわけ子どもの健康には留意する」と述べ、政府で検討している食品ごとの放射性物質の基準値の見直しをめぐり、子どもに配慮してより厳しい基準を設ける必要性を強調した。
民主党の風間直樹氏への答弁。首相は「食品の安全性をさらに確保するために、いまの暫定規制値(基準値)に代わる新たな規制値をしっかり設定することが大事だ」と述べた。
放射性物質の基準値をめぐっては、政府の食品安全委員会が「生涯累積100ミリシーベルト」という案を示している。厚生労働省は今後の同委の答申を受け、食品ごとの基準値見直しの具体的検討に入る。
当たり前の話。
ベラルーシやドイツなど、学べる先はいっぱいあるのに、そこを参考にせずに原発から普通に出ている低濃度汚染排水よりも高い汚染水でも飲料水として認めているのは異常。
隔離処分が必要な低濃度汚染物よりも高濃度に汚染されているものを食品として流通しているのも異常。
今の暫定規制値のとりあえずは10分の1の50Bqくらいに抑えないと、日本各地に汚染物がばら撒かれ、本当に全国的に発症ということになってもおかしくない。(本当はもっと低く抑えて欲しい)
おそらく、測定器がないという理由でユルユルな規制値にしたのでしょうが、これによって国民は汚染に対してまったく麻痺してしまった。
こどもを守るとかの前に、子供を育てる親を守るために、規制値は下げないと。