1号機建屋内 依然高い放射線量
10月15日6時5分
東京電力が、福島第一原子力発電所1号機で原子炉建屋の内部をロボットで調べた結果、1時間当たり4700ミリシーベルトという極めて高い値の放射線量が測定されました。
福島第一原発の1号機では、「メルトダウン」によって原子炉や格納容器が損傷したとみられているほか、原子炉建屋の地下には高濃度の汚染水が大量にたまっています。東京電力は、1号機の原子炉建屋のうち、6月の調査で地下からの水蒸気が出ていた1階南東側の周辺を再調査するため、13日、無線で操作するロボットを入れ、放射線量を調べました。その結果、6月には1時間当たり最大で4000ミリシーベルトでしたが、14日の調査でも、依然、4700ミリシーベルトという極めて高い値の放射線量が測定されました。一方、6月の調査で出ていた水蒸気は、確認されなかったということです。4700ミリシーベルトは、福島第一原発の建屋内では、8月に1号機の2階で測定された5000ミリシーベルトに次ぐ2番目に高い値になります。東京電力は、今回の高い線量は、地下にたまった汚染水が水蒸気になって噴出したためだとみていて、今後、地下の汚染水についても調査を検討しています。
>地下にたまった汚染水が水蒸気になって噴出
ちゃっかり怖いことを発表していますね。
普通、地価にたまった汚染水は水蒸気にはなりません。(苦笑)
つまりは、地下にはまだまだ元気な燃料が存在していることを意味します。
ちなみに、東大の早野教授が、格納容器下部の温度の測定が出来ているのか問い合わせたそうです。
「測定できてない」というのが、回答だったそうです。
ただ、早野教授は、給水方法をシャワー式にしてから、効率良く格納容器の温度が下がったことから、格納容器内にも燃料が残っていることも示唆しています。
納得のいく見解です。
一部が残って、一部が解け落ちていると考えているようです。