溶融炉熱上げを準備 日本原燃来週にも作業開始
日本原燃は5日、使用済み核燃料再処理工場(六ヶ所村)で高レベル放射性廃液をガラスで固める試験を開始するため、ガラス溶融炉の熱上げ作業の準備に取りかかり、来週にも作業を始めると発表した。
日本原燃によると、熱上げ作業の前に、ガラス固化試験に関係する高レベル放射性廃液を蒸発、濃縮する設備やガラス溶融炉から発生する廃ガスを処理する設備などを稼働させる必要があり、全ての設備の稼働に1週間から10日程度かかるという。このため、熱上げの開始は来週後半以降となり、その後に約2週間程度の熱上げ作業や、設備の点検などを行うため、ガラス固化試験の開始は今月下旬から2月上旬の見込みだ。
日本原燃は2007年11月にガラス固化試験を始めたが、トラブルによる中断が相次いでいる。08年12月には溶融炉内をかくはんする棒が曲がったため試験を中止。その後、東京電力福島第一原発の事故などもあり、試験を再開できずにいた。同社は試験が成功すれば、10月に再処理工場の完工を目指している。
(2012年1月6日 読売新聞)
これが実稼動してしまうとトリチウムが大量に流れてしまい、ほんとうに三陸の海は死ぬ。
どうして原発マフィアどもは諦められないのだろうか。
活動期に入って、日本のどこで地震が起こってもおかしくない状況で、口先ばかり「原発は安全」なんて言われたところでまったく安心できない。