福島第1原発:91年事故でも非常用電源起動できない状態
東京電力は4日、福島第1原発のタービン建屋地下で91年10月に起きた非常用電源部屋の浸水事故について、非常用電源は起動できない状況だったと発表した。昨年末の発表では非常用電源は機能していたとしていたが、当時の報告書を詳細に分析し、訂正した。
東日本大震災に伴う津波で浸水し、非常用電源が起動できなかったことが今回の事故の一因になった。20年前は外部電源が機能していたとはいえ、当時の経験を教訓にできなかったことになる。
東電によると、配管が腐食したために中を流れる原子炉の冷却用海水が毎時20立方メートル漏出。部屋にあふれて非常用発電機と配電盤が約60センチの深さで冠水した。報告書にあった電気抵抗データなどから起動できない状態だったことが判明したという。
東電は「地下の方が耐震性が優れているので置いた」と説明した。【比嘉洋】
毎日新聞 2012年1月4日 20時28分
このニュースが大騒ぎにならない現状を悲しく思います。
もう原発は飽きました?
平田容疑者がそんなに大事?
このニュースは、また一つ東電の犯罪が一つ明らかになったということであり、ますます簡単に原発は動かしてはいけないという証明でもあると思うのですが。
放射能は、これから自分が死ぬまで、子供たちが死ぬまで…、ずーとつきあっていかなければならないのに。