福島第1原発:4号機のがれき撤去終了
毎日新聞 2012年07月11日 22時33分
東京電力は11日、福島第1原発4号機の原子炉建屋上部で、がれき撤去が終了したと発表した。
今秋までに、建屋上部に残る格納容器のふたなどを撤去したうえで、放射性物質の拡散を防ぐ建屋カバーの建設を始める。撤去作業は昨年11月から実施していた。
4号機は事故時は定期検査中だった。使用済み核燃料プールには、新燃料204本を含む1535本の核燃料が残っており、大量のがれきが燃料回収の妨げの一つとなっていた。東電は来週にも、新燃料2本を試験的に取り出す作業を始める。【中西拓司】
【福島第一原子力発電所 4号機原子炉建屋上部 建屋瓦礫の撤去完了について】-東京電力
さて、東京電力の方から福島第1原子力発電所4号機の原子炉建屋上部での瓦礫撤去が終了したとの発表がありました。
原子炉建屋上部の瓦礫撤去というよりは、5階部分の完全撤去と言ったほうが正しいかもしれません。
これがその作業風景です。
4号機解体作業(11:07-14:15)2012-06-25(TBS/JNN/福島第一原発ライブカメラ)
http://youtu.be/GxOABAMhc_Q
1枚しか貼りませんが、26日にも豪勢に作業をしていて、上部のパルテノン神殿のような部分がみるみる破壊されていきますので、続きも見てください。
ビルの取り壊し作業などを見れば分かると思いますが、解体中は粉塵が飛ばないように水を掛けながら作業を行います。
私の仕事場のあった駅前も、数年前に10数階建てのビルを数日かけて破壊しました。
当然水を掛けながらの作業ですが、それはもうもの凄い埃で、その埃っぽさは数km先まででした。
コンクリートを水漬けしたわけではないので、埃が飛ばないことはないと思います。
画像に写っているのが、埃なのか水煙なのかは分かりませんが、
人も入れない高濃度汚染のところ
を告知も無しに大慌てで破壊しているのですから、ただ事ではないことと思ってしまいます。
その数日前には、4号機が一段と傾いていると発表されました。
この工事の直後には、福島県内のいくつかのモニターが高い線量を記録した後になぜか欠測。
何かが起こってほしいわけではないですが、何かが起こっているのではないかと疑心暗鬼にならざるを得ないです。
2週間以上経って、小奇麗な写真を見せられたところで疑念しか湧いてこない。