人生の転機には、それを告げに来る人が居る。
本人も自覚無く、多分「天」?「神様」?「仏様」?、私は無宗教なのでなんとも言えないけれども、そういうものから「言わされる」ために来る人がともかく来た。
私も聖人君子ではないので、特に妻の病気以来、私たちを支えてくれる母の姿を見ていると心が揺らぐ。
身体も小さくなったし、ここ1年で白内障と緑内障が良くないようだ。
母は、私たちを束縛するようなことは言わないだけに、私も妻も母を置いて行くのはつらい。
特に妻は、原発事故の時も、家を捨てる覚悟で西に向かおうとしたとき、母が心配だからと会いに行ったくらい。
良い妻と良い母で、私は幸せだ。
それだけに、揺らぐ心にケリをつけてくれる今日のお客さんにはありがたかった。
初対面の人間に、自分の恥部までさらけ出して背中を押して頂けて、前に進む勇気が出た!
きっと、帰りながら「なんであそこまで語っちゃったんだろう」と思うんだろうな。