告知の日。
前の病院でも言われた通り、胃の全摘と肝臓の治療。
転移はリンパにもあったそうだ。
そこの内科の先生は、比較的説明がわかりやすかったけれども、切るのは外科ということで、外科に回される。
手術は難しいそうだ。
だからともかく切るということと理解。
ただ、正直言って、そんなベルトコンベアのような手術でいいのかと思い、待ち時間に専門医を検索。
手術の方法も何種類かあるようで、席を離れて問い合わせると、受け入れ可能とのこと。
先ずは、遠くの病院を嫌がっている母親を説得。
単純な近さより、術後の楽な選択をした方が、後々に絶対に楽だと思うのです。
私の意図を妻も汲み取ってくれて、2人がかりで組み伏せました。
次いで親父。
私が横に座って話し掛けることが意外そうでした。
そりゃあそうだ。
散々意地悪をされまくっているのに、なんでムキになっているのか自分でもわからない。
ただ、私の見立てと考えを話したら、簡単にそっちでやりたいと言って驚きました。
当たり前ですが、親父も怖いのでしょう。
方針を決めて、外科の先生と診察。
ただ、初めから軽くイライラした感じの先生で、いくつかの質問をしても的を得ない回答。
ついさっきカルテを見たのだろうから仕方ない部分もあるのだろうとは思うけど、どうもこの病院は患者を診察室に入れてからカルテを見て考えるらしい。
それだけに、最終的にはどうしても「やっつけ感」や「ワンパターン感」を感じてしまう。
決定的だったのは、胃の全摘にはリンパをどれだけ摘出するか決まっているとか言い出したこと。
自分が泥をかぶる覚悟だったので、あくまで自分の一存だけれどもという前提で転院の相談をしてみる。
先生のイライラ度アップ。
明らかにふてくされた感じになったけれども、一旦家族で話す時間を頂くことに。
妻の手術の際は、出会った先生が良い方ばかりで、例えば腫瘍を見つけて頂いた先生は、最初は内視鏡手術や関西に行くことには渋い顔をしていて、手術の日程がなかなかとれないとか内視鏡では難しいと言っていたのですが、手術の計画書が送られたのを見て、良い先生に出会えて良かったとか「僕にはできない」とまで言って送り出してくれました。
そういう種類のお医者さまとは違うようです。
最終的には親父の身体だし、親父の好きにすれば良いと思うので、話すだけ話して私は放置。
後は妻がいい仕事をしてくれました。
ということで、またまた
転院決定。
外科の先生は忙しいとのことで、内科の先生に紹介状を書くのを押しつける始末で、まだわかりませんが、とりあえず転院させて良かったような気がします。
ということで、延長戦。