今日は熊の手洗湯。
歴史は古いですが、最近建て替えられた外湯です。
きれいなためか、利用するお客さんも多いですね。
ゆっくり浸かっていると、揃って内向そうな親子が入ってきました。
来てはみたものの、脱衣場と浴室の境もなく、シャワーもないお風呂に立ち尽くしていました。
やがて、父親が意を決したように湯船の横に座り、他の人と同じように湯船から湯をすくって息子のアタマにかけて頭を洗わせはじめ、同時に自分も洗いはじめました。
当然、息子の方が早く終わり、泡だらけになって呆然としています。
桶は親父が抱えているし。
さすがに見るに見かねて、余っている桶に湯をすくって子供の目の前において「これで洗いな」と声をかけると手を洗って再び固まっていました。(困)
お風呂に入るのに、なぜかシャンプーとボディソープは持ってきているのにタオルはなし。
アタマを流したあとも親子で固まり、結局はボディソープを手につけて洗い、お風呂から上がろうとして身体が拭けないことにまた親子で固まり、最後は父親が身体を伸ばして取っていました。
いろいろと手助けをしたのですが、何も言わずに出て行ったので迷惑だったのかなぁと複雑でした。
宿の浴衣を着てきたので、宿の人もいろいろとレクチャーをしてあげれば良かったろうにと思います。
アルカリ性単純硫黄温泉
シャンプー類やドライヤーはありません。
貴重品入れは小さく古いのはありますが、お風呂から脱衣棚が丸見えなので置き引きはかなりしにくいだろうと思います。