後祭宵々々山の一番最初は、例年通りに八幡山からです。
青空の山鉾も、夜の闇の中の山鉾も美しいですが、この日暮れから駒形提灯に明かりが灯り、暗くなるまでの時間は贅沢な時間だと思います。
祇園祭は、光と影の織りなす世界だと私は感じています。
会所に行くと、御祭神の収まる黄金の祠がお出迎え。
中には「応神天皇騎馬像」が祀られています。
いままで気がつかなかったのですが、祠の前には唐子人形の燭台が置かれています。
安永9年ということなので1780年。
3年後に浅間山が噴火して天明の大飢饉が起こる直前のものです。
隣に置かれている左甚五郎作と言われている鳩は1600年くらいから1650年くらいのもので、一段と古いものです。