雨が上がって気温は下がっていますが、湿度はかなり高くじっとりしています。
いままでは昼間の参拝と夜間参拝をまたぐことはできず、また金額も違っていたのですが、今年度からずーと居ることが出来るようになったようです。
ただし、夜間参拝料金は無くなりました。
これほど通っていますが、朝倉堂が開いているのは初めて見ました。
近くに寄ることはできませんが、少し離れたところから仏様のお顔を拝見させて頂きました。
この期間は、本殿の内々陣にまで入ることができます。
千日詣といいます。
この時期に来ると、1000回参拝したことと同じくらいの御利益が頂けると言い伝えられています。
清水寺本堂の御本尊は観音さま。
観音さまは33の化身をするといわれていて、清水寺にはいろいろと33の仕掛けがあるのですが、千日詣もその1つ。
33×30でおおよそ1000回ということなのでしょう。
御本尊の正式名称は「十一面千手観音立像」。
内々陣の真ん中のところにいらっしゃるのは、身代わりで御前立ちといいます。
本当の御本尊は秘仏としてその後の厨子の中にいらっしゃいます。
厨子は33年に1回開かれます。
千手観音ですが、手は42本。
2本の高く掲げられたものを除く40本の手の平の真ん中には目があり、手1本で25本分を表しています。
40×25=1000で、ここでも33×30でおおよそ1000と通じます。
内々陣の中には、「十一面千手観音立像」と脇侍の「地蔵菩薩」と「毘沙門天」(どちらも秘仏で33年ごとに御開帳)、二十八部衆に風神・雷神が置かれています。
これも合計すると33体となっています。
ちなみに、清水寺の観音さまの脇侍は通常とは異なって「地蔵菩薩」と「毘沙門天」です。
細かくは省きますが、坂上田村麻呂の由来して「勝軍地蔵」「勝敵毘沙門」とも呼ばれています。
また、二十八部衆にはそれぞれ眷属が500人居るそうで、内々陣の中には28×500=14000人の神々がいらっしゃることになります。
内々陣の中では献灯ができます。
また、千日詣の御札が無造作に置いてあり、持って帰ることができます。
今年も1枚頂きました。
千手観音さまに結ばれた五色の紐を手に取り、結縁を結び参拝終了です。