最近、伊勢神宮周辺では、伊勢せきやという会社が店舗を広げています。
よく行く、あそらの茶屋もそうですが、このやとやというのも、伊勢せきやの系列店です。
あそらの茶屋でも使われていますが、このお店のお米は「伊勢ひかり」というお米が使われています。
詳しいことは省きますが、神宮の御神田が台風でやられたときに2株だけ残っていた新種のお米です。
以来、神宮にはこの「伊勢ひかり」が奉納されているのですが、それと同じお米を頂くことが出来るのが、あそらの茶屋であり、このやとやです。
月夜見宮から暑さでぐったりとしながら、なんとかたどり着きました。
この店に来ることが心の支えだったと言っても過言ではありません。
お店は、中で2つに分かれていて、右側が物販、左側が食事コーナーとなっています。
扱っているのは大きく分けて3種類。
・伊勢ひかりを使った「姫にぎり」
・鮑の出汁を使った「おでん」
・「巾着伊勢うどん」
とりあえず、朝かゆを食べてあまり時間も経っていないので、姫にぎりはお持ち帰りにしてあとで食べました。
塩むすび×2、とろろ昆布×1、枝豆と鮭の炊き込み×2というラインナップでしたが、参拝をすべて済ませたあとに食べても美味しかったです。
とくに、季節のおにぎりの枝豆と鮭の炊き込みにぎりは秀逸♪
前後しますが、店内では写真の通りにおでんは大根。
鮑出汁は伊勢せきやのお得意で、朝かゆに出てくるものでもあります。
上品な味に仕上がっていると思いました。
食べたことがあるようで無い味。
巾着伊勢うどんは、油揚げの巾着の中に伊勢うどん半玉が入っています。
油揚げのパリパリ感はかなり気に入ったのですが、うどんは伊勢うどん独特のふんわりした食感がなく、ハッキリ言えば茹で方が足りない。
まあ、巾着に入っているので茹でられるわけが無く、そうなると伊勢うどんである必要性も無くなってしまうんですね。
ということで、この巾着伊勢うどんだけはもう少し工夫が必要と言えるでしょう。
強いて言うのなら、あと、食事をする場所がほとんど無いので、それでおでんとうどんを提供するのもしんどいのではないかと。
たまたま、今回はお客さんはほとんどおらず、私と妻の貸し切りだからよかったのですが、落ち着いて食べるスペースが必要だと思います。