プリンスの苗場温泉に入ろうと思っていたら、GWまで休業。
苗場プリンスは、本当に厳しいようです。
もうちょっと告知が欲しいですね。
そんな訳で、腹も立つので秘蔵の温泉に来ました。
本音を言うと、今回はここをあまり見て欲しくないです。(笑)
諏訪峡温泉センター、または諏訪ノ湯に来ました。
入り口には温泉センターと書いてあるのですが、成分表やガイドには諏訪ノ湯となっていて、本当の名前は分かりません。
場所はかなり分かりづらいです。
また建物も、湯治場に慣れてないと引いてしまうかもしれません。
良く言えば古風。(笑)
温泉センターと書いてありますが、センターなんてカタカナ的なことは期待してはいけません。
シャワーなんかもありませんから。
でも、秘蔵の湯なんです。
「源泉掛け流し」という単語をよく書いていますが、この定義はかなりあやふやです。
一つの目安として「加水加温なし」等と書き加えてますが、それだからといって正しい訳でもなく、消毒のことや引き湯・自家噴泉のことなど挙げていくと多岐にわたる温泉の形があります。
ついでに書きますが、源泉掛け流しが正しく、循環温泉が正しくないという訳ではありません。
乱暴な言い方をしてしまえば、地面を掘って出てきたものが一定の温度や成分が含まれていれば温泉になってしまいます。
ですから、事実上川の水や海水なのに源泉掛け流しとなっているものもありますし、ほぼ源泉を使用しているのに、湧出量や温度の問題で加水加温をわずかしている良心的なところも多いのです。
話しはそれましたが、それでも理想な状態はあるわけで、私の願いは ①源泉掛け流しの自家噴泉 ②特徴のある泉質(アルカリ泉や炭酸泉・硫黄泉) ③加水加温の不要な温度 ④カランの湯も温泉 ⑤安い(笑) といったところでしょうか。
諏訪ノ湯は、源泉掛け流しで湯温は41.5℃。
旧泉名は石膏泉と言えば分かりやすいでしょう。
カランにも使われています。
含有成分が2000mgという濃さも頼もしい。
かなり理想的です。
地元の人に大切に使われていて、利用者のマナーが行き届いているのも安心。
内湯の岩風呂のみですが、この岩の組み方が豪快。
巨岩を並べて男女の仕切りにしています。
少し浸かるだけで身体はポカポカ。
浴室内はちょっとした湿式サウナのような感じなので、一度温まってしまえば、足を浸けているだけで汗が吹き出ます。
前述しましたが、カランも源泉。
そのために石鹸の泡はかなり立ちづらいです。
待ち合い室には水飲み場もあり、普通の水と源泉を飲むことが可能。
地元の方は温泉の吹き出し口からゴクゴク飲んでいました。
透明な湯は、カルシウム−硫酸塩温泉。
カルシウムが多いと、湯は硬く独特の感触と青っぽく見えることが多いですが、ここの湯は柔らかく透明。
しかし、石膏泉らしく湯上りは肌が湯をビシビシ弾きます。
PHは8.4
シャンプー類は持参する必要があります。
ドライヤーも無く、女子の方にはコンセントも無かったそうです。
また貴重品入れはなく、持っているなら下駄箱に靴と一緒に入れるように言われます。
大人300円ですから、そういうところは期待してはいけません。(笑)
最近のコメント