実家で母を拾って父の病院へ。
外見は同じ父でも、もう中身は違う父です。
病室に行ってみると、父は起きていました。
話しをしようとするのですが、食堂と小腸を繋いだためか声を出すこともつらいようです。
喋っている言葉も定かではありません。
私たちが来る直前に座薬の痛み止めを入れたそうです。
薬の力はすごいもので、30分ほどで何とか聞き取れるくらいに喋れるほど痛みが消えたようです。
ちょうどそれくらいに栄養士の方が来て分食についての説明を受けました。
これからの父は胃がないので5回食となるわけです。
朝昼晩の間の10時と15時に200kcalほどの食事を入れて、カロリー不足を補うことになるわけです。
しかし、このように写真で見せられると、本当に簡単なもので済むことが分かり安心します。
栄養士さんと入れ違いに、胃切除の執刀をした担当医さんも来ました。
この方はなかなかスパルタです。
とりあえず起き上がってみましょうと、痛くて動けないといっている父を起き上がらせ、ベッドに座らせます。
手術翌日は、胃の先生は立ち上がるまで、肝臓の先生はベッドに座らせるまでと意見が分かれていたのですが、胃の先生もとりあえずはベッドに座らせるまでと妥協したようです。
親父も痛み止めが効いて調子に乗ったようで、ついには立ち上がるまでに。
切った場所が違うとはいえ、妻よりもはるかに体力がありますね。
長く居ると疲れさせてしまうと思うので、今日は寝かせて撤収しました。
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