ノットワックスの登場が滑走感に一段と満足感を与えてくれるようになりました。
純パラで滑走面を仕上げたあとに、滑走感が悪ければノットワックスを塗れば良いのです。
日本に入った最初の年に、偶然クランベリーモールで見つけて試したのですが、以来手放せなくなりました。
最近はショップでも、ワックスがわりにノットだけを勧めているところもありますが、これはダメです。
何日か滑ると板がケバ立ってしまうので、滑走感がかなり落ちます。
あまり滑らないから面倒くさいことはしたくないという人は、生塗りワックスというものが1000円前後で売っていますから、滑らなくなったと思ったら生塗りワックスを塗って、ノットを塗ってみてください。それだけでもかなり滑走感が変わるはずです。スプレー式の簡易ワックスではダメです。
できれば、馬毛かファイバーかナイロンのどれか1個でも買って、トップからテールに擦ってあげるとかなり滑走感が変わってくると思います。
ちなみに、生塗りワックスの擦った部分を見てみると、剥がれたケバが張り付いているのが見てとれると思います。
それが滑走感を悪くしている最大の原因だと私は思っています。
このことだけでも、ノットだけではダメということが証明できるのではないでしょうか。
ノット(フッ素)についてもう少し書きましょう。
ノットは新雪には向いていません。
今シーズンは新雪に恵まれているので、ノットはほとんど使ってません。
単価にすると、1回100円くらいかかりますから、使わないで済むならその方が良いでしょう。
ノットは古い雪やアイスバーンに向いていますので、新しい雪が降ったときにはせめて簡易ワックスがお勧めです。
フッ素は万能ではないのです。
また、ノットを塗った上からのワックスは弾いてしまって効果が薄いと言われています。
基本的には、混ざるものではないそうです。
しかし、輸入された最初のシーズンのときには、ホットワックスとノットを交互に繰り返すと滑走感が増すとか言われてました。
また、今年からはノットの固形ワックスが販売されています。
試そうと購入済なのですが、雪が降りすぎて出番がありません。
ワックスの定着を悪くするというのは、何となくそうなのかも知れません。
そう感じるときがあったのも事実です。
顕微鏡で確認するレベルなら問題があるのかも知れません。
私は、そこの問題も解決するために、レジャースキーヤーにはもったいない猫に小判のペネトレーションヒーター購入に踏み込んでしまったわけです。(笑)
板を暖めてからのホットワックスの方が、たとえフッ素を塗ってしまった板でも浸透が良いように感じます。
フッ素と純パラが混ざるというのはオカルトかも知れませんが、なんとなく混ざっているような気がします。
私には実感としてあるのですが、気のせいと言われればそのような気もしますし、科学者がワケの分からない数字をいっぱい持ってきたら「ゴメンナサイ」と言います。(笑)
まあ、そんなレベルです。
次は、春の悪雪や黄砂対策などを。