解体するのに何やら組み立て始めました。
鉾の横に長い角材を2本と筋交い。
角材の先端にも仕掛けを施した角材。
菊水のマークがついていることから、一見廃材にも見えますが、鉾立て・鉾倒しに必ず使うものなのでしょう。
重要な作業らしく、取っておいた荒縄を丁寧に幾重にも巻き付け、金槌で叩いて締め上げています。
次に、鉾柱に結ばれた綱を新たに作った張り出しの先端につけられた綱の間を通し、ワイヤージャッキのワイヤーに結びつけます。
ここまで来ると、作業の意味が分かりました。
大通り側と奥の2基のワイヤージャッキで徐々に倒していくと思われます。
張り出させた横木を通すことによって、支える側(大通り)の引きを最後までシッカリ効かすのでしょう。
長年の間に培われた技術はすごいものです。