伊勢に行くと、玄関の上やお店の軒にこのようなものが飾ってあります。
初めて伊勢に来たのは7月なのですが、お正月でもないのにこれはなんだろうと思ったものです。
由来としては、祇園祭同様に「蘇民将来子孫也」と書いてあることからも、厄除けということだそうです。
細かく書くと、これは備後国風土記に書いてあるそうですが、スサノオが旅先で裕福な巨旦将来に宿を求めたところ断られ、貧しい蘇民将来に求めたところこころよく応じてくれたため、スサノオは疫病除けに茅の輪の護符と「蘇民将来子孫也」と書かいたものを軒先に掲げておくようにと教えたのだそうです。
「蘇民将来子孫也」の護符は、長野県では六角の木に書かれたものもあるそうで、昔の人はいかに疫病に苦しんでいたかが分かります。