風神雷神図屏風
潮音亭
大雄苑
入ってすぐ目にはいるのが○△□乃間。
正直、作意がありすぎるような気がします。
しかし、たくさんの空間を持っているからこそできる遊びの空間と思えば面白い。
さらにその奥には、潮音庭。
素直に良い庭園です。
楓の緑が今の季節には眩しいですし、秋になってだんだんと色づいていく様も想像するだけで美しいでしょう。
奥に、風神雷神図屏風が見えるのも一興。
で、奥に行ってみると、屏風絵の風神雷神図屏風。
ただし、これも複製です。
北野天満宮縁起絵巻を見たときに教えて頂いたのですが、最近の寺社ではスーパーデジタルコピーで複写をして、それを展示しているところが増えているそうです。
原本の紙のシワや汚れ、退色まで見分けがつかないほどきれいに複写されます。
おそらく、コピーと知らされていなければ見分けはつかないでしょう。
次いで大雄苑。
豪快な庭園です。
白い砂に描かれた波線は、規則的でありながら規則的でなし。
青い空と白い雲と塀に囲まれた空間の庭は、長時間ボーとすることが出来そうです
次に、スリッパに履き替えて法堂へ。
本尊は釈迦如来座像。
脇侍が少し変わっていて、お釈迦様のお弟子の迦葉尊者・阿難尊者です。
そして天井には小泉淳作氏が創建800年を記念して描いた双龍図。
きっと長い年月を経て国宝に指定されたりする資格が充分ある迫力だと思いました。
結局、最後は潮音亭を眺め、時間ギリギリまで過ごしてしまいました。