久しぶりのワックス研究所です。
ベースバーンについての質問がいくつかあったのですが…。
雪の状態に寄りますが、この時期なら、私はあまりベースバーンはしないです。
半日しか保たないという意見の方も居ますが、2回も3回も塗って半日しか保たないのであれば、私のように塗って剥がすのが好きという変人でなければスプレーワックスなどでいいんじゃないのかとさえ思ってしまいます。
ちなみに、蔵王2日、八方、高鷲、ジャム勝と計5日間、妻は同じ板で滑り続けています。
だいたい1日で20~40kmくらいは滑るでしょう。
蔵王に行く前に、TOKOの黄色×2、赤×2、青×2でベースを作り、2日目以降は滑る前に軽く固形の生塗りで撫でてブラシをかけるだけ。
ジャム勝から帰って、クリーニングワックスを入れましたが、そのままあと2日くらい滑り続けても大丈夫なんじゃないかと思えるほど。
何度か触れていますが、皆さんとの違いはワックスを入れる前にペネトレーションヒーターで板を温めていることくらいです。
素人考えですが、私は板の滑走面は人間の肌と同じように考えています。
いい年した社会人ですから、吹雪でガサガサになった肌で仕事をするわけにはいきません。
そんなに神経質にいろんなことをするワケじゃないのですが、とりあえず、風呂上がりにクリームを塗りたくった方が効果があることは分かります。
毛穴が開くから、肌の奥までクリームがしっかり入るのでしょうね。
板にワックスを塗りながら温めるのも良いのですが、先に温めた方が楽なので、板を温めています。
結果としてアイロンを素早く動かせるので、負担が少ないように感じます。
板が温まらなければ、上にワックスを張り付けただけのようなもので、保たないのも当たり前です。
ベースバーンを起こしてしまう方は、板を塗るときに塗りながらでもかまいませんので、板をしっかりと温めていますか?
ただ硬いワックスをかけるだけでは難しいのです。
もちろん、塗る前にコタツやホットカーペットで温めた方が、より楽になると思います。
また、ワックスを入れるときに室温もある程度高くしていますか?
最小限で最大限の効果を上げるためには、この2点に注意をしてみてください。
私だって、無尽蔵に塗ったり剥がしたりするのが好きなわけではないのです。(笑)
加減の分からない方は、板の表(滑走面の反対側)にたびたび手を当ててみると、板の温まり具合がわかると思います。