宝台樹には何度か来ましたが、毎回天気に祟られて数本で終了していました。
初めてきっちりと全てを滑りました。
初心者から上級者まで楽しめる、良いゲレンデだと思います。
ちょっと雪不足で薄かったですが、ほとんどストレス無く滑れます。
実力やスタイルによっての住み分けができているので、それぞれにあまりストレスを感じないのでは?
私のイメージとしては、コルチナや神立と似ているように思います。
ファミリーや初心者のボーダー(初心者のスキーヤーは少ないから…)が目立つゲレンデとも言えるでしょう。
最近、このような地形のゲレンデは成功していますね。
しかし、このようなゲレンデでは当然ですが、接触による転倒が目立ちます。
ファミリーゲレンデを見ていても、低速での接触なので大事にはなっていませんが、かなり頻繁でした。
板のコントロールが出来ないので仕方ないところはあるのですが、ボーダーがあのような密集しているところで突然回ろうとして転けるのはどうかと…。
周りも板のコントロールが出来ないのですから、接触・衝突するのは当たり前。
転けたところに子供が絡み、そこに父親が出てきて…なんてシーンも数回ありました。
打ち所が悪くて亡くなる方が現実にあるスポーツですから、狭いところではムリなことはしない方が良いと思います。
緩斜面の混みっぷりに比べて、中急斜面は空いています。
第9リフトがやや混んでいるといえるでしょうか。
緩やかなコースに飽きた人たちが流れ込んでくるのでしょう。
結果、成平と第10コースがやや混雑することに。
とくに第10コースは細いパイプ状のコースのため、左右からボードが降ってくるのが厄介です。
降りてくるときにスピードがつくのと、その人たちがそんなに熟練者ではない人が多いので、スピードの感覚が掴めないもの同士でぶつかっていました。
ファミリーに飽きたり第10が怖いという方には、少々斜度がありますが一番下の白樺ゲレンデが良いと思われます。
初級者以上くらいの実力が必要ですが、ゲレンデが広いので大きく回れば良いですし、少々硬めですがしっかりボーゲンができれば滑れるでしょう。
難があるとすれば、スキーの基礎の人たちがゲレンデのど真ん中に列を作って並んでいること。
とくに先生が邪魔。
小さな子供たちが滑りづらそうに滑っているのにお構いなしという感覚が分かりません。
良い斜面の揃っているゲレンデだとは思うのですが、皆さん、すっかり空いているゲレンデに慣れてしまっているようで、周りに気を配ることが足りなくなっているようですね。
お説教になってしまいますが、滑るということと同じくらいに周りを見て状況判断をし、必要に応じて譲ったりすることというのは、実社会でもかなり必要な能力になります。
もういい年した大人には無理なんでしょうけど、ファミリーの皆さんには、そうすることで「自分の身は自分で守る」ということを教えた方が良い将来の役に立つと思います。
私たちは、人の少ないところを滑りまくれて大満足でした。
しかし、ゲレンデ内であまりにも多くのトラブルを見掛けたのがちょっと後味が悪く、今回は説教じみてしまいました。
ごめんなさい。